Q.
どうやったらボールが曲がるの?(・・)曲げようとしても曲がんないだけど・・・


A.
プロボウラーやうまい人は、ほとんどフックボール(右投げの人の場合左に曲がってゆくボール)を投げています。 では、なぜフックボールを投げるのでしょうか? 「かっこいいから」という人も中にはいますが、フックボールだとストライクの出る確率が高いからです。

解説:図1

左の図を見て下さい。これは上から見たボールの進行方向と回転方向を示しています。
多くの初心者がボールを曲げようとするとき、ボールを横に回す(ひねる)動作をしています。 そのように投げるとこの図のように、まるでコマが回るように真横(水平)に回転がかかった球質になってしまいます。 これでは、ボールが水平に回転しながらレーンの上を滑っているだけなので、ボールはほとんど曲がりません。 「曲げようとしても曲がんない」理由は、この球質のせいです。

では、どうしたら曲がるボールが投げられるのでしょうか?

解説:図2

左の図が理想的なフックボールの回転です。上の図と比べると、ボールの回転が進行方向に対して縦(垂直)かつ斜めになっているのが解りますね。
レーンとボールには摩擦がありますから、この図のようにボールに回転を与えて投げてあげると、 ボールがピンに近づいていくにしたがって徐々に左に曲がってゆきます。

このようなボールを投げるには・・・

解説:図3

ボールを投げる瞬間に腕をひねるのではなく、ボールを前後に振るときから、 左の図のように親指が10時〜10時30分の位置になるようにして投げてみて下さい。 もし、余裕があるのであれば投げる瞬間に中指と薬指にちょっと力を入れて(この二本の指で引っ掛けるようにして)みて下さい。 すると・・・あれあれ・・・?何だかボールが左に曲がってゆきますよ〜。
ちなみに左利きの人は、親指が1時30分〜2時の位置になるようにして投げてみて下さいね。
曲がるボールでストライクがとれたときは、気持ちのいいものです。とりあえずここで説明したように練習して 曲がるボール(曲げるボールではありませんよ!)に慣れてみて下さい。 いつ投げても同じ曲がりになってきたら、さらにその上のステップがあります。


Q.
真っ直ぐに転がるようになげるんだけど、どうなんだろ? やっぱりカーブとかかけた方がピンは倒れやすいのかな?でも、変化をつけるとコントロールをつけるのがむずかしぃ〜


A.
「フックボールだとストライクの出る確率が高い」と言いましたが、あくまでも確率が高いだけのことです。
プロボウラーでも全く曲がらないストレートボールを投げる人もいるくらいですから、 高得点を出すためには必ずしもボールを曲げなければいけないということはありません。


Q.
投球動作はいったい何歩にすればいいんですか?


A.
アプローチ(助走)の歩数・タイミングは、人それぞれしっくりくるか来ないか違いますので一概に「何歩が良い」とは言い切れませんが、 代表的というか一般的な「4歩助走」と「5歩助走」についてご説明します。 まあどっちでもかまわないんですが、大まかに言って、
●4歩助走:正確なコントロール重視
●5歩助走:パワー&フック重視
とでも考えれば良いでしょうか。

まず、4歩助走と5歩助走の足の運びとタイミングの図を見てみましょう。

図1: 4歩助走
アプローチ4歩

図2: 5歩助走
アプローチ5歩

右投げの人の場合4歩助走は右足から、5歩助走は左足からになります。 図の中の「黒い足」はボールを持ってアプローチにたったとき、「青い足」は助走しているとき、 「赤い足」はスライドしている時を示しています。 タイミングの取り方は、その人にしっくりくるもので良いと思いますが、
●4歩助走:タン・タ・タ・タン
●5歩助走:タン・タ・タン・タ・タン
というタイミングを練習すれば覚えやすいと思います。
こうやってみると、4歩助走の方が5歩助走よりも前から(ファールラインよりから)投げることになるのがお解りいただけますか? 5歩助走の方が後ろから投げることによってボールのスピードもついてパワーのあるボールが投げられる事になりますね。

足の運びが判ったところで次に腕を振るタイミングですが、腕を振る最初の動作としてボールを前方もしくは斜め下の方に押し出しますよね? これを「プッシュ・アウェイ」と呼びます。 4歩助走の場合は、1歩目とプッシュ・アウェイを同時に、 5歩助走の場合は、2歩目とプッシュ・アウェイを同時にするようにタイミングを取ってみて下さい。 最後のスライドの時点で腕の方が早く出過ぎると感じた場合は、プッシュ・アウェイのタイミングを少し遅めに、 腕が追いついてこないと感じたらプッシュ・アウェイのタイミングを少し早めにして調整してみて下さい。

まずは、4歩か5歩かを決めて、自分のタイミングをつかむことが大事です。 自分のボウリングスタイルを考えて練習してみて下さい。走り書きのような説明でしたが(^_^;)参考になれば幸いです。 また、わからない事がありましたら遠慮なくご質問下さい。


Q.
ストライクを3回続けてとることを、ターキーといいますが由縁はなんなんでしょうか? 綴り(スペル)も教えて下さい。


A.
ある文献に「ストライクを3回連続して取ると、七面鳥を贈って栄誉を讃えた」とありました。このことから、ストライクを3回連続で取ることをターキー(turkey)と言うようになったようですね。
 昔は、ボウリング設備は現在のように整っていなかったのでしょうし、レーンだって平らではなかったり、ボールも真っ直ぐに転がってくれるようなものではなかったのかも知れません。ですからストライクを3回連続で取るのは大変なことだったのでしょう。 しかし、現代のボウリング場でターキー出したからって何かくれるところって少ないんでしょうね(^_^;)


Q.
ボーリングってカナダが発祥の地と聞いたことがあるんですが、本当ですか? 曖昧なので教えて下さいm(_ _)m


A.
紀元前7200年のエジプトの古墳からボウリングの原形と考えられる木製のボールとピンが発見されたという記録があります。 このボールとピン、ロンドンの博物館に展示されているそうで、現在確認されている最古のスポーツ用具だと言われています。
12世紀に入るとヨーロッパで盛んになり、中でもドイツでは、最初はキリスト教信者の宗教儀式の一つ(ピンを邪悪なものに見立ててボールで退治する儀式)として始まり、 やがてゲーム性が強まってポピュラーなゲームとなっていったそうです。
ボウリングのルールや規格を統一して、正式なゲームとして確立させたのは、宗教改革で有名なマルチン=ルターです。 ルターは、大のボウリング好きだったそうで、ピンの数を9本に定めるなど近代ボウリングの基礎を築いたと言われています。
今となっては、ピンの数が10本というのが一般的ですが、中世のヨーロッパでは"9本"が主流だったんですね。 ちなみに現在でもヨーロッパでは「ナインピンボウリング」として9本のピンで競技されています。


Q.
一度ガターになったボールが跳ね返ってピンを倒した場合は得点にカウントされるのでしょうか?


A.
まず、答えとしては得点にカウントされません。
ボウリングの得点は、レーン上のボールによって倒されたピンの本数によりカウントします。 ガターは、レーンの両サイドにあるものですのでボールが一度ガターに落ちたらその瞬間に得点0となるわけです。
それだけではありません。ピンが立っている場所(ピンデッキ)の奥には、ボールやピンの衝撃を吸収するための「リヤークッション」があるのですが、 このクッションからボールが跳ね返ってきて倒したピンもカウントの対象になりません。

ちなみに、クッションからピンが跳ね返ってきて倒したピンはカウントの対象になります。 つまりレーン上のボールでピンを倒した後、ピン同士であればどんな倒れ方をしても得点になるわけです。

余談ですが、一度倒れかかったピンが他のピンによって立ってしまった場合、ボールや他のピンによって立っていた場所から移動してしまった場合は、 立っているピンと見なされます。また、これらのピンが機械によって倒れてしまった(マシンタッチ)場合は、 倒れたものと見なされずその直前に立っていた場所に再配置することになっています。


 

 

 

 

 

参考文献:財団法人 全日本ボウリング協会 ボウリング規定集 第7版

【ボール編】

ball.gif

ボウリングボールは、どんな材質?

 最近の主流は「プラスチック」と「ウレタン」に大別されます。
ウレタンボールの方が「曲がる」「弾く」ボールです。金属製のボールは使用できません。

ボールに穴はいくつ開けていいの?
 6個所まで開けてもいいことになっています。 通常は、指を入れる穴を3個所・バランスホール(ボールの重心に対して上下左右のバランスをとるための穴)が必要な場合は1個所開けます。


 

【ピン編】
pin.gif

  • ボウリングのピンは、どんな材質?
    単一、または張り合わせの"楓(かえで)"で出来ています。
  • ボールがピンに当たったときの音は?
    ピンは、ボールが当たったとき甲高い音を出すために、中心付近に敢えて空洞を作っています。 ピン同士でぶつけあうと、「コンコンッ」と気持ちの良い音がします。 せっかくストライクを出したのに、ゴトゴト・ガタガタ・・・といった音だったら、スカッとしませんからね(^^)
  • なぜピンは簡単に倒れないの?
    ピンの重心位置(上下・前後・左右の重さの中心)は、底面から計って約15cmのところにあります。 上の図で言えば、ピンの一番太いところに重心があることになります。
    大ざっぱに言うとピンの重量のほとんどが底面に近いところに集まっているので、 ちょっとボールがかすったくらいではなかなか倒れてくれないんですね(:_;)
  • ピンの寿命は?
    ボウリング場によって、ピンの交換周期は様々です。
    公認試合には、300ゲーム使用以内の物でなければならないという規則があるので、半年に一度・半分ずつ交換しているというのが一般的のようです。
  • ピンの並びは?

    ピン番号

    左の図は、ピンの並びを示しています。図の一番下がレーンの手前側です。 先頭のピンを1番ピンとして、図に示す順番で各ピンに番号がついています。 例えば10ピンといったら10番ピンのことですからいちばん右奥(図でいうと右上)のピンのことを差します。


  • 【スコア編】
    ピンを倒した本数分だけの点数で競うのであれば点数計算も楽なのですが、ストライクやスペアには、ボーナスポイントがあります。 このボーナスポイントがボウリングを面白くさせる反面、点数計算を判りづらいものにしているようです。 そこで、ボウリングを面白くさせるためにも点数の計算・スコアの付け方を覚えてみて下さい。
  • ストライク
    ストライク
    各フレームの第1投目で10本のピン全部を倒すとストライクとなります。このとき、ストライクの得点は10点、 ボーナス得点として次の2投分の得点を加算できます。
    上の図を説明すると、(赤字はボーナス得点)
    1フレーム:ストライクの10点+2フレームの10点+3フレーム1投目の9点=29点
    2フレーム:ストライクの10点+3フレームの1投目の9点+3フレームの2投目の1点+29点=49点
  • スペア
    スペア
    各フレームの第1投目で残ったピンを、第2投目で全部倒すとスペアとなります。このとき、スペアの得点10点、 ボーナス得点として次の1投分の得点を加算できます。
    上の図を説明すると、(赤字はボーナス得点)
    1フレーム:スペアの10点+2フレームの1投目の9点=19点
    2フレーム:スペアの10点+3フレームの1投目の7点+19点=36点
  • ガター
    ガター
    各フレームの第1投目がガター(左右の溝)に落ちてしまったときにガターとなり「G」のマークが付きます。このとき、得点は0点となります。
    上の図を説明すると、(赤字は、スペアのボーナス得点)
    1フレーム:ガターの0点+9点=9点
    2フレーム:スペアの10点+3フレームの1投目の0点+9点=19点
    3フレーム:ガターの0点+7点+19点=26点
  • ファール
    ファール
    ボールが手から離れてからつま先などの身体の一部がファールラインを越えたときにファールとなり「F」のマークが付きます。 このとき、得点は0点となりピンは全部立て直されます。
    上の図を説明すると、(赤字はスペアのボーナス得点)
    1フレーム:ファールの0点+9点=9点
    2フレーム:スペアの10点+3フレームの1投目の0点+9点=19点
    3フレーム:ファールの0点+7点+19点=26点

    ここで気づいた方もいると思いますが、ガターファールは、同じ扱いになってしまうんです。 特にスペアの後は、どちらもボーナス得点が付かないので大変にもったいないですね。
    またファールラインは、ラインの延長上にある壁や柱にも適用されるため、 ボールが手から離れてからファールラインよりもピン側の壁や柱に身体の一部が触れただけでもファールになってしまいます。 逆を言えば、ボールが手から離れていなければ身体の一部がファールラインを越えてもファールにはなりません。

  • ミス
    ミス
    各フレームの第1投目で残ったピンを、第2投目で1本も倒せなかったときにミスとなり「-」のマークが付きます。このとき、得点は0点となります。
    上の図を説明すると、(赤字は、ストライクのボーナス得点)
    1フレーム:7点+ミスの0点=7点
    2フレーム:ストライクの10点+3フレームの1投目の8点+3フレームの2投目の0点+7点=25点
    3フレーム:8点+0点+25点=33点

    このミスは、第2投目のときだけに付くマークです。 2投目にガターとなってしまった場合もミスとなりますが、2投目にファールをしてしまった場合は「F」のマークが付きます。

  • スプリット
    スプリット
    各フレームの第1投目でヘッドピン(1番ピン)が倒れていて、 2本以上残ったピンが次の条件を満たしているときにスプリットとなります。
    ・残っているピンの中間のピンが少なくとも1本倒れているとき
     (例えば7・9あるいは3・10)
    ・残っているピンのすぐ前のピンが少なくとも1本倒れているとき
     (例えば2・3あるいは5・6)

    このとき、1投目で倒れたピンの数字を丸で囲みます。2投目で残ったピンを全部倒すとスペア、1本も倒せないとミスとなります。 また、1投目でヘッドピンが倒せなかった場合は、いくら残ったピンが離れていてもスプリットにはなりません(例えば1・7・9)。 ボウリングは、まずヘッドピンを倒すことが第一条件というボウリング特有のルールの一つなんですね(^^)


    最後に、点数計算の練習もかねて珍しいスコアを紹介します。是非、自分で計算してみて下さい。

    パーフエクト
    パーフェクト
    1ゲーム中でストライクを12回連続して出した場合にパーフェクトとなります。 ストライクの計算方法を繰返して行くと、総得点が300点になります。

    ダッチマン
    ダッチマン
    ストライクとスペアを交互に続けた場合、ダッチマンとなります。 これは、ストライクが先でもスペアが先でもよく、総得点は同じ200点となります。


ここに掲載の画像ファイルを含めた文章はyasshiさんの『ボウリング人生バカ一代』より一部変更の上転載させて頂いてます。