四季の森ニュース
半夏生
- 更新日2020年07月01日
- カテゴリ四季の森だより
昨日の夜半に雨が激しく降り、原村には大雨警報が出されました。
朝、一時的に天気が回復したものの、午前中は時々外に出られないほど激しい雨が降りましたが、
13時を過ぎたあたりから、急に天気が回復し、青空も見えるようになってきました。
梅雨本番で、警報が出される事も多くなってきます。皆様どうぞご注意下さい。
今朝の八ヶ岳
販売管理センター 20.5℃ 13:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 18.4℃ 13:00現在
さて早いもので今日から7月ですね。
今日は半夏生です。
半夏生は、中国から伝わった暦「七十二候」のひとつですが、日本独自の暦「雑節」のひとつでもあります。
半夏生を含む「雑節」には、「節分」「彼岸」「八十八夜」「入梅」「土用」など9つあります。
農作業を行う上で重要な意味を持つ「雑節」の半夏生ですが、
半夏生を過ぎてからの田植えは、実りが十分でないため収穫にはつながらないということで、田植えの目安とされてきました。
そういえば、先週のことですが田植えをしている田んぼを見かけました。
半夏生前までにはと行っていたのでしょうか。
「七十二候」の半夏生は、半夏が生える時期といった意味合いがあります。
半夏とは、カラスビシャクと呼ばれる植物で、漢方に活用されています。
馴染みのない植物ですが、マムシグサと同じサトイモ科で、見た目もマムシグサのような姿をしています。
マムシグサ
実は、ドクダミ科のハンゲショウ(半夏生または半化粧)という植物もあるらしく、
マタタビのように花の季節に葉が化粧をしたように白く変わり、花が終わると緑色に戻るのだそうです。
日本では暖かい地方にしか分布しているようなので、四季の森周辺では見られません。
マタタビ
八ヶ岳農業実践大学校の通りをエコーライン方面に下っていくと、途中右側に上原山林間工業公園という看板を目にすることがあると思います。
地籍は原村ではなく茅野市玉川になります。
どんなところなのか、少し中を回ってみました。
製造業や運送業などの会社がいくつかある工業団地なのですが、
林間と名前の通り、林の中にゆとりをもって各会社が点在しているため、
とても静かで、まったく工業団地とは思えませんでした。
回っていると突然、
お城のような建物を発見です。
国立市を本店とする製造業の会社のようで、こちらは蓼科オフィスの事務所のようです。
工場とは思えません(笑)
そのすぐ近くには、
笹離宮という庭園があります。
同工業公園内に工場がある、クマザサの製品を扱う大和生物研究所という会社の運営になるようですが、120種類を超える笹の植物園です。
6000坪の敷地は、植物園エリア、数寄屋庭園エリアに分かれており、笹と合わせて季節ごとの花々を楽しむことができます。
実はこの庭園ですが、10月末までの今シーズンは入園料が無料となるということですよ。
開園日は金曜日から月曜日までの週4日間、入園時間は10時から16時までです。
無料の期間の短縮や、臨時休園などもありますので、ご興味のある方はホームページをご確認の上お出掛け下さい。
梅雨時期は草刈りも最盛期(立沢大規模水田地帯)
今日のセンター 12時半頃撮影
14時半現在、晴れ間も出てきました。これから天気は回復するようです。