四季の森ニュース
栗の季節
- 更新日2020年09月12日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も山は雲に覆われていました。
秋らしくはなったのですが、スッキリしない天候が続いています。
今朝の八ヶ岳方面 裾野がチラリと見えるだけでした
西山方面は、雲はあるものの青空も見えていました。
東側と西側では全く違う空模様ですね。
販売管理センター 24℃ 14:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 20.7℃ 14:30現在
さて、近隣の田んぼが黄金色になりました。
どこまでも続く稲田
来月初め頃から稲刈りが始まります。
そして実りの秋といえば、
栗です。たわわに実っていますね。
スーパーや直売所にも出回るようになってきました。
撮影した木はまだイガが割れた実は見えませんでしたが、
あちこちで、茶色のイガや実が落ちているのを見かけます。
長野県の栗の産地は、北信の小布施町が有名です。
かつては徳川幕府の管理下に置かれ、収穫された栗は将軍家へ献上されていたそうです。
献上するまでは庶民は口にすることを許されなかったため、小布施を訪れた俳人小林一茶は
「拾われぬ栗の見事よ大きさよ」と、もどかしい思いを詠んでいます。
「紀州みかん」「甲州ぶどう」と並ぶ「徳川三大果」とうたわれていたのが「小布施栗」。
そう、小布施の「栗かのこ」は有名ですね。
栗といえば、この時期、産地でしか食べられない限定の栗スイーツもあります。
私もいつかは食べてみたい!と思っているものの、なかなか旬の時期に足を運ぶことができません。
小布施町にもそんな限定栗スイーツがあるようです。
小布施堂の「朱雀」 → こちら ※予約が必要です
そして、南信州にも栗の産地があります。伊那谷の中央に位置する飯島町です。
2003年から本格的に生産が始まった新しい産地なのですが、厳しい基準をクリアした「超特選栗」のブランド化を行っています。
信州里の菓工房「できたてモンブラン」 → こちら
美味しそうですね。皆様も機会があったら足を延ばしてみて下さい。
栗は、糖質(炭水化物)が主成分となる珍しい木の実なのですが、砂糖が調味料として定着する以前には、
貴重な甘味料的な存在として利用されていたようです。
また、炭水化物が多く含まれていることでエネルギー源となるほか、
カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル分や、ビタミン群も多く含んでおり、栄養価の高い食べ物なのです。
どうぞ美味しい栗を味わって下さい。
近隣では、
クジャクソウ(宿根アスター)が満開になっていました。
今日のセンター