四季の森ニュース
キクイモ
- 更新日2020年09月14日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は9月らしい爽やかな朝になりました。
空気も乾いていてとても気持ちがいいです。
今朝の八ヶ岳
秋らしい高い雲が出ていますが、天候の崩れはありません。
南側にはまだ夏の雲も見られました
販売管理センター 24.5℃ 13:40現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.9℃ 13:40現在
さて、近隣では、黄色い花があちこちで咲いています。
一瞬ヒメヒマワリ?と思ってしまうのですが、実はキクイモです。
キクイモはキク科ヒマワリ属の北アメリカ原産の多年草です。
1.5m~3mとヒメヒマワリより大きくなります。
江戸時代にはすでに渡来していたとされ、明治以降に食用やアルコール製造の目的で導入されたものが、
各地で野生化しているようです。
外来生物法で要注意外来生物には指定されているのですが、
根に含まれるイヌリンという成分が、健康面や美容に効能があるということで、最近注目を集めている野菜なのです。
長野県ではキクイモを特産品にしているところもあり、四季の森周辺の農家の畑でも栽培しているのを見かけることがあります。
近隣の直売所などでは、時期になればショウガに似た姿の生の根菜をご覧いただけると思います。
キクイモは、9月から10月頃黄色いキクに似た花を咲かせ、上部が枯れた11月以降に根を収穫します。
キクイモはデンプンをほとんど含んでおらず、イヌリンが主な成分です。
そのイヌリンですが、整腸作用、血糖値や血圧を下げる、中性脂肪を下げるなどの効果があるとされているため、
キクイモに注目が集まっているのですね。
イヌリンの含有量は、全世界の植物の中で1位なのだそうです。すごいですね。
生で食べるとシャキシャキとレンコンのような食感で、火を通せばホクホクします。
生でもあまりクセがないので、どんな料理にも合わせやすいのがキクイモです。
欧米では、エルサレムアーティチョークと呼ばれ、広く食用とされてきた長い歴史があるようです。
和名は「キクに似た花を咲かせる芋」というのが由来になっています。
美味しくて健康にもよいなら、一石二鳥ですね。
皆さまもどうぞお試し下さい。
ちなみに、こちらはキクイモモドキです。キク科キクイモモドキ属の多年草です。
ヒメヒマワリとも呼ばれますが、キク科ヒマワリ属にもヒメヒマワリという草花があるのでとても紛らわしいです。
キクイモモドキには塊根ができません。
からまつの小径散策路でみつけたキノコです。
今日のセンター
今日は阿弥陀岳がよく見えました。(しらかば平)
別荘地内ツツジの紅葉