四季の森ニュース
イチョウの黄葉
- 更新日2020年10月24日
- カテゴリ四季の森だより
昨日の雨も上がり、今朝は眩しいくらいの日射しが降り注いでいて、周辺の紅葉も光り輝いていました。
午後になり雲が少しずつ出てきました。夕方は一時的に雲が広がる予報です。
今日は風が冷たく、晴れている割には気温はあまり上がっていません。
販売管理センター 12℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 8.2℃ 14:00現在
今朝の八ヶ岳
甲斐駒方面
西山方面
気持ちよく晴れ渡っていたのですが、富士山方面、北アルプス方面などは雲が多く山は見られませんでした。
さて、もみの湯のバス停付近のイチョウの黄葉がピークになりました。
輝く黄葉
木は数本しかないのですが、ちょうど朝日を浴びて遠くからもハッとするほどです。
国土交通省によると、全国の街路樹の1位はイチョウで57万本植えられているそうです。
ちなみに2位はサクラで52万本だそうですが、春も秋も楽しめるサクラより人気があるんですね。
イチョウは、イチョウ科イチョウ属の落葉高木です。
恐竜がいた白亜紀やジュラ紀には世界中で繁栄していた樹木ですが、その仲間の多くが氷河期に絶滅してしまい、
現在ではイチョウ科の樹木はイチョウしか残っていません。
こうしたことから、太古から今まで姿をかえずに生き残ってきたイチョウは「生きた化石植物」とも呼ばれます。
イチョウは樹齢が1000年を超えることもある長寿の木でもあり、各地に天然記念物に指定される大木が残っています。
イチョウの名は、葉がカモの足ににていることから、中国名のイーチャオ(鴨脚)が転訛したとされています。
銀杏がとれることでも知られているイチョウですが、悪臭があるので、街路樹にはオス木だけを植えることが多いのだそうです。
街路樹にイチョウが選ばれるのは、排気ガスに晒されたり過酷な環境に適した樹木であること、
そして燃えにくいため火災の際に燃え広がるのを防ぐという役割があるようです。
また、イチョウは東京都、大阪府や神奈川県などで県木にも選ばれています。
銀杏は、外皮が悪臭を放つだけではなく、アレルギー皮膚炎を引き起こす物質が含まれているので、
素手で触らないよう注意が必要です。
また、大量の銀杏を食べると嘔吐や下痢、呼吸困難を引き起こす場合もあるそうなので、食べ過ぎにはご注意下さい。
イチョウの巨木は、「ビッグイエロー」とも呼ばれ各地で愛でられています。
これから、イチョウの黄葉は山を下っていきます。
もみの湯付近は紅葉が美しくなっています。
カエデ並木
こちらはもう少しでしょうか。
温泉も恋しい季節になってきましたね。
紅葉を眺めながら、もみの湯で心も体も温まって下さい。
販売管理センター、からまつの小径散策路の紅葉です。
今日のセンター