四季の森ニュース
マンサクの花
- 更新日2021年02月23日
- カテゴリ四季の森だより
昨日までの暖かさから一転、今日は寒い日になっています。
それでも、平年気温よりは高いのでしょうが、昨日までは春というより初夏のような陽気でしたから、
寒暖差が非常に大きくなっています。
日差しは暖かそうに見えるのですが、外に出てみると冷たい風が強く吹き、気温はあまり上がっていません。
こけもも平の今朝の最低気温 -0.5℃ 8:00観測
夜半に雨が降ったようなのですが、今朝は水溜まりや雪解け水が凍結していました。
こけもも平は、ブラックアイスバーンになっているようです。スリップにはくれぐれもご注意下さい。
今朝の八ヶ岳
頂上付近には雲が広がっていました
今朝の富士山
南の方には薄い雲があって、富士山は霞んでいました
さて、今日は語呂合わせから「富士山の日」ですが、
実は語呂だけで決められているのではなく、山梨県、静岡県の両県の条例によって公式に定められているのです。
日本の象徴である富士山について県民が学び、考え、思いを寄せ、富士山の豊かな恵みに感謝するとともに
富士山を後世に引き継ぐことを期する日とされています。
今年からは、天皇誕生日が変更されたため、祝日になりましたね。
そして、原村のお隣富士見町でも同じ語呂合わせから「富士見の日」を制定しています。
より地域に愛されるようにと願いが込められているそうです。
さて、今日は蓼科へ出向きましたので、蓼科湖周辺の様子をご覧ください。
蓼科湖
水鳥たちの楽園です
ミニチュアの滝
道の駅ビーナスライン蓼科湖から見る蓼科山と北横岳
そして、茅野方面へ少し下ったバラクライングリッシュガーデンには、
マンサクの花が咲いていました
マンサクは、マンサク科マンサク属の落葉小高木です。
まだ雪が残り木々の芽吹きも始まらないような季節に、花を咲かせいち早く春の訪れを告げる花木で、
花がよく咲けば豊作、花が少なければ不作など、稲の作柄を占う植物として古くから人との深いつながりのある樹木です。
名前の由来は、多数の花が咲く様子が「豊年満作」に通じているという説や、
開花期が早いことから「まず咲く」や「真っ先」が変化したものだという説があります。
マンサクをはじめ、早春に咲く多くの花木は黄色い花になりますが、これは、植物の生存戦略なんだそうです。
花は受粉が必要ですが、その多くは昆虫による虫媒花です。早春の色彩のない森では、黄色はよく目立つ色で、
いち早く活動を始めるアブやハエの仲間は、赤い色に反応が鈍く、黄色い色に反応すると言われています。
つまり、黄色い色を咲かせ、昆虫を惹きつけ受粉をしてもらうということなんですね。
今日は風が強いので、黄色い花びらがフワフワなびいていました
朝は雲が広がっていた八ヶ岳でしたが、
お昼頃には雲が晴れ、美しい山姿が見られました。
八ヶ岳
まるやち湖から望む八ヶ岳
まるやち湖は、まだ全面結氷しています。
まるやち湖の上空を飛行機が飛んでいました。
旅客機のようですね
今日はあまり気温が上がりません。
こけもも平では、11時40分に3.1度を観測したものの、その後どんどん寒くなっています。
販売管理センター 6℃ 15:20現在
ここもも平(標高1500m)観測データ 1.5℃ 15:10現在
明朝は、冷え込みが厳しくなりそうです。
どうぞ暖かくしてお過ごし下さい。
今日のセンター
森林軌道