四季の森ニュース
バッコヤナギ
- 更新日2021年04月07日
- カテゴリ四季の森だより
4月7日(水)
今朝も氷点下になならなかったものの寒い朝でした。
昨日は一時的に雨が降るという予報が出されていましたが日中には降らず、夜になって雨が降りました。
清明の時期に降る「桃花雨」と呼ばれるようなやわらかな雨だったようです。
こけもも平の最高地点は雨が雪に変わったようで、少し雪が残っていました。
こけもも平区画にはまだ雪が残っています。
全てなくなるまでにはもう少し時間がかかりそうです。
こけもも平の今朝の最低気温 1.3℃ 4:00観測
今朝の八ヶ岳方面
今朝は雨を降らせた雲がまだ残っていて、八ヶ岳は見えませんでしたが、
甲斐駒だけは見ることができました
さて、いよいよ原村の深叢寺のコヒガンザクラが開花したようです。
今朝の時点で3分咲きくらいになっていて、週末には見頃になるのではとの事です。
昨日、原小学校の桜がどんな様子か見てみましたが、まだつぼみのままでした。
深叢寺はコヒガンザクラですから、ソメイヨシノよりは早く花を咲かせますね。
原村も、標高の低い地区から徐々に桜前線が上がってきています。
今朝の通勤途上の桜です。
老人福祉施設の桜
信濃境駅裏手の民家の桜 八ヶ岳をバックに撮りたかったのですが・・・
数日前からライトアップも始まりました
高森観音堂近くのしだれ桜
今朝の高森観音堂 満開です
急に平年並みの気温に戻ったので、桜も長持ちしますね。
毎日通勤で森の中を通ってきますが、他の木々がまだ芽吹かないこの時期目立つのが、
ヤナギです。
他の植物がまだ眠っている早春に花穂を出し始めます。
こうした木々は全てネコヤナギだと思っていたのですが、調べてみますと、
ネコヤナギは川辺に自生し、やや乾燥した山地を好むヤナギは「バッコヤナギ」というそうです。
ヤナギは世界に350種もあるようで、なかなか判別は難しそうですが、
森の中の日当たりのよいやや乾いたところに生えているのは主にバッコヤナギのようです。
バッコヤナギはヤナギ科ヤナギ属の落葉高木で、樹高は15mになるものもあるようです。
名前の由来は、花の後に生えてくる白い綿毛をお婆さんの白髪に見立て「婆ッコヤナギ」になったという説や、
牛がこの花を食べるため「ベコヤナギ」が転じたという説などがあります。
山に生えているネコヤナギであるということで、別名「ヤマネコヤナギ」とも呼ばれるほか、
サルもこの花を食べるので「サルヤナギ」とも言われることがあるそうです。
材質は白っぽく、軽くて柔らかいのが特徴で、イチョウとともに、まな板の材料として人気があるのだとか。
遠くからでも黄色い花穂が目立ちます。
猫じゃらしのような花穂が可愛いですね。 これは雄花
グリーン色の雌花
バッコヤナギは雄雌異株の樹木なので、花穂の色で雄雌が判ります。
お散歩やドライブなどでご覧ください。
そして、別荘地内のミズバショウですが、
たくさん咲いていました
寒さのせいか仏炎苞が茶色くなってきています。そろそろ花が終わりなのかもしれませんね。
今日のこけもも平からの眺望です。
午前中は八ヶ岳側は雲が多く山は見えませんでしたが、西から天気は回復してきました。
午後になり八ヶ岳は見えるようになったのですが、まだ上空には雲が残っています。
今日も一時的に雨が降るところがあるとようなのですが、この辺りはどうなるでしょうか。
販売管理センター 14℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 9.1℃ 14:00現在
明朝も氷点下の予報です。暖かくしてお過ごし下さい。
今日のセンター
しらかば平RSTゴミステーションの桜