決められた道を進んでほしくない。バスなのに、そう思うんです。

貸切バスに乗って、修学旅行や旅行会社の企画したツアー、グループ旅行をされるお客様に旅先の魅力を伝える仕事をしています。
4月からは長野県内の中学生の修学旅行で奈良京都に行きます。法隆寺や東大寺の大仏を見たり、清水寺や北野天満宮などへご案内します。車内では案内をするだけではなく、生徒さんのバスレクのお手伝いもします。
バスガイドの仕事は時には朝3時台4時台の出勤や、夜遅くまで業務することもありますし、車庫に帰ってきてからは1時間近くかけてバス車内のお掃除もします。覚えることもたくさんあって大変なことも多いのですが、その分旅先で美味しいものを食べられたり、温泉に入れたりという魅力もあります。

修学旅行がきっかけでこの仕事に就きたいと思ったので、初乗務で他県の学生さんをご案内したときはとても緊張しましたが、夢がかなった瞬間でもあったので嬉しかったです。また、東京へ行く長野県の小学生の修学旅行のお仕事をした数日後、模造紙にクラス一人ずつ、お礼のコメントをいただきました。辛いときも同期と励ましあって頑張ってやってきて良かったなぁと思いました。
夏の上高地へいくツアーの仕事では、「昔、徳合峠(とくごうとうげ)から歩いて登った上高地が忘れられなくて、もう一度穂高が見たくて来たんですよ」という70代の男性のお客様がいらっしゃいました。信州に来ていただいた思い出に信濃の国を歌ったところ、「懐かしいなぁ、一緒に登ったやつが歌ってたんだよ」と喜んでいただき、さらに穂高連峰が見えてきたときに目に涙を浮かべていらっしゃる姿を見て、お客様の旅のお手伝いをするこの仕事のやりがいを感じました。

高校の修学旅行で沖縄に行き、現地のバスガイドさんと出会いました。
そのガイドさんが、沖縄の歴史や方言などクイズを交えながら教えてくれたり、地元の歌を歌ってくれたりしてすごく楽しく、また印象に残り、自分も生まれ育った信州の魅力を県外の方に伝える仕事がしたいなと思い、バスガイドになろうと決心しました。当初は高校卒業したらすぐになりたいと考えていたんですが、両親に進学をすすめられ地元の短大へ進学しました。それでも気持ちに変化はなく、アルピコのバスには小中高と学校行事のときに乗っていたので親しみがありましたし、先輩方の中には「プロが選ぶ、観光バスガイド」に選ばれている方もいらっしゃったので自分自身も成長することができると思いこの会社を選びました。
いまは、信州だけではなく他県の魅力も伝えられるように日々勉強中です。

この仕事をしていて、笑顔のもつ力の大きさを感じています。挨拶やコミュニケーションをとるときに、眉間にシワがよっているよりも笑顔のほうが相手に良い印象を持ってもらえますし、自分自身の心にも余裕ができると思います。
就職活動では面接をはじめ、グループワークや説明会など多くの方と接する機会があるとき、緊張したり、あせったりしてしまうと思いますが、笑顔だけは忘れずに頑張ってください。

マイナビ2018