ヤマトリカブト
2024年09月17日 [ スタッフ日記 , 自然・動物 ]
別荘地内では、現在トリカブトの青い花が咲いています。

トリカブトは、キンポウゲ科トリカブト属の多年生植物で、
北海道から九州まで広く分布しています。
毒草として有名になっていますが、
毒のない種類もあり、国内には30種類ほどが自生しているそうです。
そのうちヤマトリカブトは、東北地方から中部地方まで分布し、
山地の林縁や日当たりのよい草地などで普通に見られ、
単に「トリカブト」というと「ヤマトリカブト」を指していることが多いです。
全草に猛毒のアルカロイド物質を含んでいるので
誤食しないように注意する必要があります。
若芽の頃、よく似た葉のヨモギやニリンソウと間違えて食べてしまうケースがしばしば発生しています。
青紫色に見えている部分は咢片で、
咢片の中にチラッと見えているのが花です。
ドクゼリ、ドクウツギとともに、日本三大有毒植物とされていますが、
古来から生薬・漢方薬として用いられてきた植物でもあります。
名前は、舞楽の衣装の鳥兜(とりかぶと)に花が似ていることに由来しています。
毒草ですので、
別荘地内で見つけても、鑑賞だけにとどめて下さい。