秋のお彼岸
2024年09月21日 [ スタッフ日記 , 自然・動物 ]
「暑さ寒さも彼岸まで」という慣用句もありますが、
今朝の蓼科はすっかり秋の陽気になりました。
昨日までは夏だったのに、突然秋がやってきた感じです。
「お彼岸」は、日本の雑節のひとつですが、
春と秋にあり、春分の日または秋分の日をそれぞれ中日とした
前後7日間のことをいいます。
「彼岸」というのは元々仏教の言葉ですが、
サンスクリット語の「波羅蜜(パーラミター)」が由来とされています。
「此岸(しがん)」という煩悩と迷いの世界から、
「彼岸(ひがん)」という悟りの世界へ到達すること、という意味です。
ヒガンバナ
毎年時期を知っているかのように、
お彼岸の頃に花を咲かせるヒガンバナです。
ヒガンバナは花全体に有毒のアルカロイドをもっていますが、
毒は特に球根に多く含まれています。
この毒のおかげで、モグラやネズミに食べられることなく身を守っているわけです。
別名を持つ植物は多くありますが、
ヒガンバナほど多くの別名があるのは珍しく、その数はなんと1000以上もあるそうです。
曼殊沙華やリコリスなどはよく知られていますね。
白いヒガンバナ
赤だけでなく、白や黄色、ピンク色の彼岸花もあるようです。