四季の森ニュース
キアシドクガとミズキ
- 更新日2020年06月02日
- カテゴリ四季の森だより
昨夕から降った雨も上がり、朝は雲が多かったものの、お昼現在晴れていて、夏の日差しです。
森の中ではハルゼミが大合唱しています。
販売管理センター 16℃ 8:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 12.3℃ 5:00現在
昨日から6月に入りました。
6月は水無月(みなづき)ですよね。
なぜ雨の多い季節に水がない?と不思議になりますね。
調べてみますと、「無」という文字は「ない」という意味ではなく「の」として使われるということで
田んぼに水を引く時期なので「水の月」ということにしたとか。
「神無月」も同様に「神の月」となるようです。
但しこれは一説で、水が無い月という説もあるのです。
陰暦の6月は、新暦の6月下旬から8月上旬にあたり、梅雨が明けて太陽が照りつける夏ということで、
暑さで水が干上がる時期ということで「水無月」になったとも言われています。
今朝の八ヶ岳
さて、今日の記事は毛虫が苦手な方は、スルーしていただくようお願いします。
先日、ミズキのご紹介をさせていただきましたが、四季の森の周辺でも見ごろになっています。
いろいろ林の中を観察していますと、
葉がなくなっている木がありました。
高い位置までなくなっています。
その近くの小屋に毛虫がついていました
これです。
ネット検索してみると、キアシドクガと判明しました。
キアシドクガは、チョウ目ドクガ科で、ガと呼ばれるチョウ目の中では、昼行性と合わせて
チョウといってもおかしくないような美しいガだそうです。
ドクガと名はつけられていますが、幼虫から成虫まで毒は持っていないようで、
幼虫はミズキやクマミズキの葉を食べるそうなので、葉を食い尽くされた木はミズキだったようです。
丸坊主にされ痛々しいですね。
で、今朝
サナギになっているものもありました。
羽化ももうすぐ。
丸坊主にされたミズキのほうは、キアシドクガが葉を食べなくなれば、また葉が出てくるんだとか。
でも花を咲かせることはできないし、実もつけられないということですよね。
葉を食べつくされるのが何年も続くと木が弱って枯れてしまうこともあるそうです。
ミズキの様子も今後観察してみたいと思います。
今回は毛虫の話題で失礼いたしました。
別荘地内でも咲いています。
ヤブデマリ
ガマズミ属スイカズラ科の落葉小高木です。
ガクアジサイみたいな花が可愛いですね。
撮影は八ヶ岳ズームラインの道沿いです。
今日のセンター