四季の森ニュース
ヒヨドリバナとアサギマダラ
- 更新日2020年07月14日
- カテゴリ四季の森だより
小雨が降ったり止んだりの四季の森です。
午後は曇りの予報ですが、雨が止むでしょうか。
今朝の八ヶ岳
まだ雨が強めに降っていましたので、山は雲に覆われていました。
今朝も肌寒いような気温で、朝からほとんど温度が変わっていません。
販売管理センター 18℃ 8:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 15.8℃ 8:30現在
さて、四季の森別荘地内や周辺の森では
ヨツバヒヨドリが見ごろになってきました。
ヨツバヒヨドリは、キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、ヒヨドリバナの変種とされており、
ヒヨドリバナは葉が対生になるのに対し、ヨツバヒヨドリは葉が3~5枚の輪生になります。
ヒヨドリバナは白花が多く、ヨツバヒヨドリは白や紅紫色があるようです。
どちらも同じ頃に咲きますので、遠目にはほとんど区別するのは難しいのですよね。
別荘地内のヨツバヒヨドリの群生
ヒヨドリバナという名前は、ヒヨドリが鳴く時期に咲く頃に開花することから名付けられたと言われています。
このヨツバヒヨドリやヒヨドリバナは、フジバカマの仲間になりますが、
アサギマダラが蜜を好むということでも知られています。
一昨日、スタッフが撮影した、ヨツバヒヨドリとアサギマダラ
アサギマダラが飛来する時期になったようです。
ヒヨドリバナの開花に合わせて飛来しているのかもしれないですね。
ヒヨドリバナの蜜には、毒性の強いアルカロイドという物質が含まれており、これを体内に取り込むことによって、
鳥などの天敵から身を守り、2000kmを超えるような長距離を移動できると言われています。
皆様もお散歩の際など、ヒヨドリバナを観察してみて下さいね。
アサギマダラを見つけられるかもしれません。
近隣では
キミガヨランが見頃になっています。
キミガヨランは、リュウゼツラン科ユッカ属で北米原産の耐寒性常緑低木です。
こちらの植物も、アツバキミガヨランやイトランなど、ほとんど同じようなものがあるので区別が難しいです。
雨の中でも存在感ありますね。
アツバキミガヨランの学名、ユッカ・グロリオサ(栄光のある)という意味を
君が代が栄えると解釈して植物学者が名付けたということです。
今日のセンター
センターに隣接する整備中の「からまつの小径」散策路ですが、本日草刈りを実施いたしました。
長雨でぬかるんだ場所が多くありますので、散策には長靴が最適です。
ヨツバヒヨドリ カラマツソウ、シモツケ、ホタルブクロなど見頃です。
こんな変わり種も見られますよ。
オニノヤガラ(鬼の矢柄)、葉がない寄生植物の腐生ランです。