四季の森ニュース
ネムノキ
- 更新日2020年07月25日
- カテゴリ四季の森だより
おはようございます。
昨日から雨が降り続いています。
時折激しく降ったり、小降りになったりを繰り返しています。
昨日は雨の止み間があったのですが、今日はどうなのでしょうか。
販売管理センター 21℃ 9:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 18.1℃ 9:30現在
さて近隣の里山では、
ネムノキが花を咲かせています。
ブラシの毛を広げたような花ですが、花のほとんどは雄しべで、根本が白く毛先がピンクになっています。
雌しべは、雄しべより長く、白い糸状のものがツンツンと飛び出しているのが画像でもご覧いただけます。
うまくズームできなかったのですが、雄しべの先が黄色くなっているのをご覧いただけますでしょうか。
これが葯(花粉を出す袋)になっています。
ネムノキは、一般的にマメ科ネムノキ属の落葉高木ですが、独特のマメ科の花とは違う印象があるので、
ネムノキ科とするところもあるのですが、果実はマメのサヤに入っているので、マメ科というのが有力だと思われます。
ネムノキの葉は、小葉が対生に20~30対ほどついた羽状で、夕方や曇天など暗くなると葉をたたんで垂れ下がり、
「眠る」ような状態になることから名付けられています。また暑さが酷い時も葉を閉じるのだそうですよ。
2番目の画像は昨日の夕方の撮影なので、葉が閉じつつあるところです。
ネムノキは、シラカバと同様、日当たりのよい場所を好み(陽樹)、
ひらけた場所にいち早く芽を出す樹種(パイオニアプランツ)で、1本ネムノキがあると、
その周辺の空き地などですぐに芽を出すことが多く、繁殖力がとても強い樹木です。
先日ご紹介したニワウルシも同じパイオニア種になります。
特にニワウルシは、群馬県では危険外来種に指定されており、
種ではもちろん、地下茎でも周辺に繁殖し、他の植物の生長を阻害する物質(アレロパシー)を
葉や樹皮から出すのだそうです。
四季の森周辺では見かけることはないのですが、ご注意下さい。
ペンションビレッジ内では
ベルガモットが見頃になっていました。
ペンション下バス停のアナベル
道祖神とまるやち湖
八ヶ岳ズームラインのラベンダー
今日のセンター
別荘地内で咲くメタカラコウ