四季の森ニュース
ハンゴンソウとオオハンゴンソウ
- 更新日2020年08月12日
- カテゴリ四季の森だより
梅雨明けから、高温が続いていますね。
原村でも昨日は32℃まで上がったようです。
今日も暑くなりそうです。
直射日光は避け、水分補給と休憩をしながらお過ごしください。
販売管理センター 31℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 28.4℃ 14:00現在
今朝の八ヶ岳
今朝は富士山を見ることができました。
さて、7月中旬頃から咲き始めていたのですが、
別荘地内や近隣では、特別外来生物のオオハンゴンソウが満開になっています。
原村農場の小径のオオハンゴンソウの群生
群生してキレイなのですが、生態系を脅かす特定外来生物に指定されています。
特定外来生物は、栽培はもちろん、運搬、譲渡、販売などが禁止されていますのでご注意下さい。
オオハンゴンソウは、北アメリカ原産のキク科オオハンゴウソウ属の多年生草本で、路傍、荒地、畑地、湿原、河川敷など、肥沃で湿ったところで生育し、寒さに強いので、寒冷地などで野生化して各地で大群落がみられます。
種子ができる前に刈り取るというのも効果はあるのですが、地下茎でも増えていく植物なので、
根から引き抜いて駆除をする必要があります。
オオハンゴンソウの花
似たような葉を持つのが、
ハンゴンソウ(7月27日撮影) まだ咲き始めでした
オオハンゴンソウと葉が似ているので間違いやすいのですが、ハンゴンソウは日本に昔からある植物(在来種)です。
キク科キラン属の多年草で山地や高原の草地などに自生しています。
コレラの下痢止めの効果があるとされ、命を救う草、つまり死ぬ人の魂を呼び戻す草ということで、
「反魂草」(ハンゴンソウ)と名付けられたというのが一説です。
ハンゴウソウの花
立沢大規模水田地帯や別荘地内でも、オオハンゴンソウとハンゴンソウの両方が同じ場所に咲いているのが見られました。
オオハンゴンソウが勢力を伸ばし、近い将来ハンゴンソウが見られなくなってしまうのか心配です。
地域で昔から見られた植物が絶えてしまわないよう、オオハンゴンソウの駆除にご協力をお願いいたします。
もし、お庭などで発見された場合は、根から引き抜き、移動させずにその場で枯死させ、
一般廃棄物として処理をして下さい。
近隣では
ヤブランが咲いていました。
ミソハギも見頃です。
ツルボ
今日のセンター
チダケサシ(森林軌道付近)