四季の森ニュース
大雪(たいせつ)
- 更新日2020年12月08日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は氷点下にもならず冷え込まなかったのですが、山は雪が降っていました。
こけもも平の今朝の最低気温 1.5℃ 7:00観測
今朝の八ヶ岳
西山方面
今朝の富士山
冬型の気圧配置ということで、北アルプス方面は雲に覆われていました。
さて、昨日12月7日から二十四節季の「大雪(たいせつ)」になりました。
小雪が大雪に変わり、山だけでなく平野でも本格的に雪が降り出す頃です。
この頃から日本にやってくるのが「冬将軍」で、天気予報などでもよく耳にしますね。
ナポレオンがロシアを侵攻しようとした際に厳寒が原因で敗戦したことから、
厳しい寒さのことを擬人化して言われるようになりました。
正式な名称は「シベリア寒気団」というそうです。
そして、12月8日は、2月8日とともに「事八日」といい、様々な行事が行われてきました。
「事八日(ことようか)」というのは、この日が事を始めたり納めたりする大切な日なのですが、
「事」とは、もともと「祭り」あるいは「祭り事」を指す言葉で、コトノカミという神を祭るお祭りです。
そのお祭りが12月8日と2月8日の2回あり、「事八日」や「事の日」などと言われました。
コトノカミが年神様なのか田の神様なのかで事始めと事納めの日が逆転するのだそうで、
年神様を迎えるために正月行事の準備を始めるのが12月8日の「事始め」で、年越しの「神事」が始まる日でもあります。
そして、後片付けもすべて納めるのが2月8日の「事納め」で、一連の年神様の祭り事が終わります。
田の神様のお祭りの場合は、2月8日が「事始め」で12月8日が「事納め」に逆転するんですね。
江戸時代に入ると、12月13日が大吉日とされた鬼宿日にあたることから、江戸城の「御煤納め」と定められました。
このため12月13日が「正月始め」として定着し、煤払い、松迎えなどの正月の準備にとりかかる日とされてきました。
こんな話題をすると、そろそろ年末年始の準備する時期になったと感じます。
私など、まだ何も手付かずなので、そろそろ始めなくてはいけませんね。
今朝のこけもも平から見る阿弥陀岳 今朝の雪で真っ白です
こけもも平の一番高いところにはまだ雪が残っています
木々の間から望む硫黄岳
販売管理センター 8℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 5.5℃ 14:00現在
日射しは暖かいのですが、気温はそれほど上がっていません。
今日のセンター