四季の森ニュース
上巳(じょうし)の節句
- 更新日2021年03月03日
- カテゴリ四季の森だより
昨夕はやはり雨が雪に変わり、四季の森周辺は少し積雪しました。
そして今朝は寒冷前線一過で冷え込み、八ヶ岳エコーラインの路面には雪がなかったものの、
そこから四季の森方面へ上がると、日影が多いこともあって路面は凍結していました。
通勤時にスリップした車両を見かけましたので、かなりツルツルな状態だったと思われます。
こけもも平の今朝の最低気温 -9.3℃ 6:50観測
もう少しで二桁になるような寒さになりました。
気温はなかなか上がらず、別荘地内の日影はとても滑りやすくなっています。ご注意下さい。
今朝の八ヶ岳
空には雲が多めに残っていましたが、八ヶ岳方面は雲も少なく、最高の眺望でした。
富士見パノラマスキー場
今朝の富士山
霞もなくくっきりと見えました
今日は春から冬の空気に入れ替わっています。
今朝の別荘地内と周辺の様子です。
しらかば平入口付近
雨が木々に凍り付いてキラキラ輝いていました。
森林軌道見学者駐車場
散策路からまつの小径
立場林道
からまつ平
今日は日差しがあるので、路面はすぐに融けてしまうと思いますが、
日影は残ってしまう可能性もあります。
さて、今日は上巳(じょうし)の節句です。
節句は、古代中国の陰陽五行説由来として日本に定着した暦で、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日です。
年間にわたり様々な節句が存在しており、そのうちの5つを、江戸時代に幕府が公的な行事・祝日と定めました。
それが、人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)の5節句です。
上巳の節句は、女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」として知られ、親しまれていますね。
古代の中国では、3月最初の巳の日に川で身体を清めるということが行われていたそうですが、
これが日本に伝わり宮中行事として取り入れられ、「上巳の祓い」として「曲水の宴」を催したり、
禊(みそぎ)と結びつき、紙や草で作った人形で自分の体をなでて穢(けが)れを移し、川や海に流すようになりました。
今でも「流し雛」の風習は一部地域に残されています。
流し雛(イメージ)
また、平安時代頃から宮中や貴族の子女の間で、紙の人形で遊ぶままごとが盛んになりましたが、
これを「ひいな遊び」とか「ひな遊び」といい、この遊びが上巳の節句と結びつき、
男女一対のひな人形に子供の幸せを託し、ひな人形に厄を引き受けてもらい、
健やかな成長を願うようになっていったのだそうです。
やがてこれが武家社会に広まると、5月5日の男の子の節句に対して、3月3日が女の子の節句になり、
別名「桃の節句」として定着していきました。
旧暦の3月3日は今の4月上旬頃にあたり、桃の花が咲く季節であるということ、
また桃の木は邪気を祓う神聖な木であるとされていたことから、雛飾りとしても使われるようになり
「桃の節句」と呼ばれるようになったのだそうです。
桃の花(イメージ)
画像のような桃の花を見られるのは、もう少し先になりそうですね。
今日のまるやち湖の様子です。
また一面の雪に覆われていましたが、今朝は小動物の足跡はついていませんでした
土手も真っ白
今日は朝から眩しいくらいの日が差しているのですが、
気温の上がり方は緩やかで、この時期としてはとても寒い日になっています。
販売管理センター 2℃ 13:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 0.8℃ 13:00現在
明日も天気はよさそうで、今日よりは暖かくなる見込みです。
今日のセンター
吊るし雛