四季の森ニュース
ヤマザクラの魅力
- 更新日2021年04月30日
- カテゴリ四季の森だより
4月30日(金)
今日は、雨上がりの快晴で、爽やかな朝になりました。
こけもも平の今朝の最低気温 2.3℃ 5時台観測
今朝の八ヶ岳 水田の水が太陽の光に反射してキラキラと輝いていました
西山方面もすっきりと晴れていました
今朝の富士山 富士山方面は霞んでいました
さて、今年の四季の森周辺のオオヤマザクラは、寒の戻りなどの影響なのか花芽が少なく、
また木によって開花がずれてしまったため、昨年のような見ごたえのある咲き方ではありません。
既に花びらが落ちている木も多くなってきました。
鉢巻道路(学林付近) ここはまだ満開にはなっていないようです
鉢巻道路(センター前付近)
八ヶ岳農業実践大学校 まだ満開ではないようです
さて、ヤマザクラは日本の固有種で、品種改良をされていない原種のサクラの一種なのですが、
山地に自生する野生のサクラ全てをヤマザクラと呼ぶこともあります。
品種としてはヤマザクラとは別のサクラにはなるのですが、
四季の森周辺に多いオオヤマザクラも野生種なので「ヤマザクラ」と呼ばれます。
花だけが先に咲くソメイヨシノに対し、花と新芽が同時に出てくるのがヤマザクラのイメージですが、
エドヒガンザクラも野生種でヤマザクラのひとつと捉えると、花が先に咲くタイプもあるということになります。
また花も小ぶりなイメージですが、オオシマザクラは大きな花を咲かせることで知られています。
ポピュラーなソメイヨシノは、エドヒガンザクラとオオシマザクラを交配して作られた品種で、
こうしたサクラの改良種は300種類以上あると言われていますが、その桜のルーツとなっているのが
10種類ほどの野生のサクラなのだそうです。
山の中にポツンと咲くシロヤマザクラ
品種としてのヤマザクラは、日本の野生のサクラの代表格で、古くから詩や歌に詠まれてきました。
主に本州の中部から以南に自生しており、シロヤマザクラとも呼ばれています。
群生地として有名な奈良県の吉野山は、古くから人の手で植えられてきました。
サクラの花が信仰の対象になり、行者たちがサクラの苗を寄進する風習があったため、多くのサクラが植えられてきたようです。
ソメイヨシノの群桜を見慣れていますと、ヤマザクラの風景は少し物足りなく感じるかもしれませんが、
江戸時代までは「桜」といえばヤマザクラのことを指していました。
四季の森周辺でも、山の中にスポット的にひっそり咲いていますが、
あちこちに咲いていますと、パッチワークのような山肌が見られる場所もあります。
ヤマザクラは、樹形や色がそれぞれ個性的で、山の中でたくましく咲いている姿に生命力を感じます。
この季節、山肌や森の中で咲くヤマザクラをご覧いただけます。
我が家のすぐ近くにある別荘のシロヤマザクラ
年月が経ちかなりの大木で、毎年花を見るのが楽しみです。
既に花吹雪になっていて、我が家の庭にも花びらが飛んできていました。
今朝の樅の木桜公園です。
散り始めていましたが、昨日の雨にも負けず、まだ見頃です。
原村郷土館のサクラも7分~8分咲きです
さて、四季の森のGWイベント「植木市」ですが、昨日は雨天のため中止になりましたが、今日から始まりましたので、
どうぞお越しください。
5月4日までの開催ですが、雨天の場合は中止になりますのでご了承下さい。
午後から急に雲が広がってきました。これから雨が降る予報になっています。
明日も午後は天気が不安定になるようです。
今日のセンター