四季の森ニュース
ウワミズザクラ
- 更新日2021年05月16日
- カテゴリ四季の森だより
5月16日(日)
今日は朝から雨が強くなったり弱まったりを繰り返しています。
今年は記録的に梅雨入りが早く、近畿・東海地方でも本日梅雨入りしたようです。
まだ5月半ばなのに、早すぎますね。
だいぶ暖かくなってきましたので、最低気温のお知らせは今日から取りやめます。
また秋になりましたら再開したいと思います。
今朝の八ヶ岳
ちょうど雨が止んだ時間帯だったので、山が見えていました。
今日は日曜日ということもあり、田植えをしているのも見かけましたが、まだこれからという水田も多く、
最盛期は来週末くらいになりそうです。
さて今日は雨が降っていますので、木々の緑が一段と鮮やかに見えます。
しらかば平
雨で霞んでしまう時間帯もあるのですが、周辺は緑のパッチワークのような山肌が見られます。
茅野市豊平地区
濃い緑、薄い緑、茶色がかった緑など様々です。
インターネットで緑色の名前を調べてみたところ、緑系の日本の伝統色は82色もあるようです。
翠色(すいしょく)、青柳(あおやぎ)、山藍摺(やまあいずり)、市紅茶(しこうちゃ)などなど・・・
そこへ横文字の、モスグリーンやオリーブグリーンなどの世界の色が加わると
いったい何色になるのでしょうね。
今日は蓼科へ出向いたのですが、芹ケ沢地区から見える山肌は、コントラストが美しいのですが、
ちょうど雨が強めに降っていたため、霧で霞んで見通せませんでした。
蓼科高原カントリークラブのグリーンも緑が濃くなってきました
そして、四季の森周辺の山々では、ウワミズザクラが見頃になっています。
立沢地区のエコーライン沿いのウワミズザクラ
ここの木は例年花があふれんばかりにつきます。
花がびっしり
ウワミズザクラは、バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木です。
日当たりのいい谷間や沢の斜面などに生育しており、白いブラシのような穂状の花を咲かせます。
これは小さな花が集まり穂のようになっているんですね。
サクラと名前はついていますが、私たちが持っているサクラの花のイメージとはだいぶ違いますね。
8月頃から実ができ始めるのですが、
この若い実を塩漬けにしたものは「杏仁香(あんにんご)」と呼ばれ、
焼き物の前付けや酒の肴にされるそうです。
杏仁香(杏仁子)はまた、不老不死の妙薬とされ、
三蔵法師は仏教の経典とともにこれを求めて旅に出たという説もあるのだとか。
名前の由来は、かつてシカの肩甲骨の裏に溝を彫り、
この樹皮で焼き、溝の周辺に生じる割れ目を見て吉凶を占ったことから、
裏溝というのが転じて上溝桜と名付けられたのだそうです。
また、天皇が即位して最初に行う新嘗祭の儀式に使う「波波迦(ははか)」というのは
この木のことだとされています。
道路沿いに咲いているのが見られます
見れば見るほど面白い花ですね。
コップを洗うブラシ、また猫じゃらしのようにも見えます。
さて、もみの湯上のモミジ並木ですが、モミジの根元付近にはキャットミントが植えられており、
現在見頃になっています。
ラベンダー色の絨毯のようです 5月14日撮影
近くの民家にはサクラソウも咲いていました
センターでは、
ミツバツツジが満開、ヤマツツジが咲き出しました
終盤になったヤマザクラとヤマツツジ(森林軌道見学者駐車場)
今日の雨は、日中はあまり強く降ることはありませんでした。
植物を潤すにはちょうどいい具合です。
そして今日は雨なのに暖かく、身体を動かすと少し蒸し暑く感じます。
販売管理センター 16.5℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 14.2℃ 16:00現在
明日も今日と同じような天気になるようです。
今日のセンター
センターのズミ もうすぐ咲きそうです