四季の森ニュース
走り梅雨
- 更新日2021年05月17日
- カテゴリ四季の森だより
5月17日(月)
今日も昨日と同じような天気で、雨が降ったり止んだりしています。
気温も朝から上がっていて、9時頃に温度計を確認すると既に20度になっていました。
ただ、日中も気温は朝からそれほど変わっていません。
今朝の八ヶ岳
今朝は立沢大橋を入れて撮影してみました。緑が濃くなっています。
さて、甲信越もこのまま梅雨入りの発表があるのかと思ったのですが、
お昼の時点ではまだのようです。
梅雨ではないのであれば「走り梅雨」なのかもしれませんね。
「走り」とは「先駆け」という意味で、梅雨入り前の5月中旬から6月上旬にかけて、
梅雨を思わせるような天気が続くことをいいます。
通常は「走り梅雨」のあと一旦天気は回復し、しばらく晴天が続いてから本格的な梅雨に入るのですが、
年によっては、走り梅雨が長引いたまま梅雨入りしてしまうようなケースもあるようです。
今年はどうなんでしょうか。
四季の森別荘地内でも、ズミの花が咲き始めました。
しらかば平
ズミという名前は、染料となることから染み(そみ)、また実が酸っぱいことから酢実、が転じたという説があります。
コナシという別名もあり、上高地の小梨平は、この木が由来となっています。
そして、ズミとよく似た花「エゾノコリンゴ」の花も咲き始めています。
しらかば平
エゾノコリンゴは名前の通り、北海道に多く分布しています。
別名はヒロハオオズミ(広葉大酢実)、サンナシ(山梨)とも呼ばれます。
ズミとエゾノコリンゴは同じバラ科リンゴ属なので花がとてもよく似ています。
見分け方は、ズミは白とピンク色の花が混ざっている、
エゾノコリンゴはほとんどが白い花であるということ、
ツボミもズミは濃いピンク色で、エゾノコリンゴは白から淡いピンク色です。
そして木は、エゾノコリンゴのほうが高めに成長していきます。
漢字にすると、ズミ=酢実、エゾノコリンゴ=蝦夷小林檎、このような文字になるのですが、
遠目にはほとんど区別がつきません。
今朝はズームラインを上がってきましたが、深山地区環境保全林ではヤマツツジが満開になっていました。
点々と見えるヤマツツジ
雨で気分もあがりませんが、この花の色を見ると元気が出てきます。
今日の別荘地内の様子です。
こけもも平
こけもも平でもドウダンツツジが咲き出しています
からまつ平
ウグイスカグラ
からまつ平
コムクドリ
しらかば平
ピンボケですが、ハウチワカエデの花
イロハモミジの花よりずっと大きくて驚きました
しらかば平 ここだけまだサクラの風景です
ミズバショウが巨大化していました(笑)
午後もどんよりとした天気が続いています。
雨はうっとうしいですが、植物が生き生きするのがよくわかるので、雨もまたよしですね。
販売管理センター 20.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.0℃ 15:00現在
明日は天気が回復するようです。
今日のセンター
モミジ
ヤマザクラの花びら
いよい桜の季節もお終いです