四季の森ニュース
立沢南原のアヤメ
- 更新日2021年05月26日
- カテゴリ四季の森だより
5月26日(水)
今朝は高い雲が空一面に広がっていて、青い空は見られなかったのですが、
日差しを遮る雲ではないので、日は差しています。
朝は寒く感じるような気温でしたが、日中は気温が上がってきました。
こけもも平の今朝の最低気温 3.9℃ 5時台観測
こけもも平の観測地点では5度を下回る寒さになりました。
今朝の八ヶ岳
今朝はエコーラインから少し下ったところにある富士見町立沢南原のアヤメ街道から撮影しました。
富士見町立沢地区はとても広く、立場川の沢筋に本村があるのですが、それ以外にも集落があります。
こちらもその集落のひとつです。
「山の幸」という料理屋さんから少し下ったところに「南原」集落への入口があります。
その入口付近から道路沿いに約500mほどアヤメが植えられていて、
毎年通行する人の目を楽しませてくれます。
集落の入口付近
まだ6~7分咲きといった感じです。
先はカーブになっていますが、まだまだアヤメは続きます
昔はアヤメとショウブが区別されておらず、同じ「菖蒲」という漢字が当てられていたことから、
日本の伝統色には菖蒲色(あやめいろ)と菖蒲色(しょうぶいろ)という色が存在するそうです。
アヤメ色は明るい赤みがかった紫色のことを指し、
ショウブ色は鮮やかな青みがかった紫色を指しています。
平安時代の武士源頼政は、怪鳥を退治した手柄により、
上皇からあやめ御前という女性を賜ることになりました。
ところが、上皇から、後宮の美女の中からあやめ御前を選び出せと言われ、困り果てた頼政が詠んだのが、
「五月雨の沢辺の真薦(まこも)水越えていずれあやめとひきぞわづらふ」という和歌です。
梅雨で沢の水が増し、マコモもアヤメも水没してしまった。どれがアヤメの葉か、
引き抜くのに困ってしまうと詠んだもので、これは「太平記」に出てくるエピソードになります。
この和歌をもとにして後に「いずれアヤメかカキツバタ」という表現が生まれたと言われています。
実は和歌に詠まれているアヤメというのは、ショウブの事なのだそうですが、
アヤメ、カキツバタ、ショウブも甲乙つけがたく、美しいということでしょうか。
そして、エコーライン沿いやズームライン沿いのヤマボウシですが、
花をつけています。
花はまだ咲いてませんが、これから花びらのように見える総苞片が白く変わり、
中心部の花が咲き出します。
本日の別荘地内の様子です。
からまつ平
しらかば平
こけもも平
そして、今朝のまるやち湖と八ヶ岳自然文化園です。
八ヶ岳自然文化園から見る北アルプス
今朝は、八ヶ岳自然文化園の上空にトビ(だと思います)が飛んでいました
何か狙っていたのでしょうか。
午後も高い雲から日差しが届いて暖かく穏やかな陽気になっています。
販売管理センター 22℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 16.6℃ 15:20現在
さて、今晩は皆既月食です。そして今年最大の満月スーパームーンと重なっています。
今のところ薄い雲が広がっているのですが、
予報では夜になると晴れてくるようなので、期待できそうです。
皆既月食は南東の方角で20時09分頃から20時28分頃までの19分間になりますが、
月が欠け始めるのは18時44分頃からで、21時52分頃には終わるということです。
次にスーパームーンと月食を同時に見られるのは12年後の2033年になります。
今日のセンター
からまつ平で遭遇したキジバト