四季の森ニュース
芒種(ぼうしゅ)
- 更新日2021年06月08日
- カテゴリ四季の森だより
昨日の原村の気温は26.9度で、風も弱く蒸し暑い陽気でした。
今日は、薄い雲はあるものの朝から日差しがあったので、
昨日よりも暑くなるのではと予想していたのですが、
お昼頃から雲が広がってきましたので、気温もそれほど上がっていません。
今朝の八ヶ岳
今朝の富士山 うっすら見えます
さて、二十四節季は6月5日より「芒種(ぼうしゅ)」に変わりました。
「芒種」という言葉はあまり馴染みがありませんが、
「芒」は「のぎ」と読み、麦や稲などイネ科植物の穂先にある針のような毛のことを指しています。
この時季は、この「芒」のある植物の種を蒔いたり麦の刈り入れや田植えを行うのに
適した時期とされてきました。
というのも、昔は稲の苗を水田で育てていたため現在よりも生育が遅く、
田植えは6月に入ってから行うものでした。
また、「芒種」は夏至の前日までの期間になりますが、
梅雨の季節にあたることから、蒸し暑さを感じるシーズンでもありますね。
沖縄県では、二十四節季のひとつ前の節季「小満(しょうまん)」から「芒種」にかけて、
雨が最も多く降る時期であることから「小満芒種」と書いて「すーまんぼーすー」と呼び、
「梅雨」のことを指しているとか。
甲信越地方はまだ梅雨入りしていませんが、来週くらいには梅雨入りするのでしょうか。
さて、八ヶ岳中央農業実践大学校の売店駐車場では、
セイヨウサンザシの花が咲き始めています
まだ満開ではないものの花はびっしりついています
セイヨウサンザシは英名で「May flower(メイフラワー)」といいます。
英語のMay(メイ)は5月のことですが、名前の通り5月頃に白や桃紅色の可愛らしい花を咲かせます。
イギリスの清教徒が信仰の自由を求めてアメリカに渡った時に乗っていた船の名前を
「メイフラワー号」と言います。そういえば歴史で習いましたね。
その船の船尾にはサンザシの花が描かれていたそうです。
サンザシの花言葉は「希望」です。
新しい土地への期待を込めてそう名付けられたのかもしれませんね。
八ヶ岳中央農業実践大学校売店付近から見る八ヶ岳
芝の緑色が眩しいです。
牛たちはのんびり
セイヨウサンザシの隣の木にスズメを見つけました。
原村の遊歩道「白樺の小径」では、
アヤメが咲き出して、レンゲツツジとの競演が楽しめます。
15時を過ぎて、空がだいぶ暗くなってきました。
夕立があるかもしれません。
販売管理センター 22℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 18.2℃ 15:00現在
今日のセンター 13時15分頃撮影
今朝はまるやち湖に久しぶりにカルガモが泳いでいました