四季の森ニュース
赤い新芽
- 更新日2021年06月19日
- カテゴリ四季の森だより
朝から雨がシトシト降っています。
時折、明るくなり止むかなと思えるような時間帯もあるのですが、
雨は止むことはなく、降り続いています。
今朝の八ヶ岳方面
富士見町立沢地区の高台の公園から撮影しました。
通勤途上では編笠山が見えていたのですが、立沢地区からですと角度が変わり山は隠れてしまっています。
いよいよ梅雨らしくなってきましたね。
さて、周辺の森では木々の緑が日に日に濃さを増していますが、
多くの木が成長し、新芽を出す季節になっています。
樹木の花が少なくなってくるこの時期、赤い新芽が花のように見えて結構綺麗なんです。
カラコギカエデの新芽でしょうか
こちらはヤナギでしょうか
別荘地内でもたくさん見られます
もちろんモミジも
新芽が赤くなる種類の樹木は多いようです。
新芽の頃はまだ葉の組織が未熟で、葉緑体が発達していないため、
もともと葉に含まれる他の色素の色が目立っています。特にカロチノイドという黄色の色素です。
葉緑体が発達していないのに光合成を行うと、
発生した活性酸素や紫外線からダメージを受けてしまいます。
それらから身を守るために、赤色の色素(アントシアニン)を自ら作り守っているため
新芽が赤く見えるんですね。
やがて新芽がしっかりしてくると、アントシアニンは分解されて葉緑素が増えてくるので、
緑色が濃くなってくるという仕組みになっているそうです。
樹木は春から秋まで色素を操って生きているんですね。
美しい新芽といえば、
ハクロニシキですね
遠目からも花が咲いているようです。
ハクロニシキはイヌコリヤナギの園芸品種になりますが、
ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木です。
柳行李の材となるコリヤナギに似ているものの、行李は作れないのでイヌがつけられ
イヌコリヤナギとなったと言われています。
以前から寄せ植え用の斑入り低木として使われていましたが、
最近は庭木としても人気があるようです。
その他、別荘地内で見つけた花々です。
エゴノキ(からまつ平)
シャクナゲ(からまつ平)
サンショウバラ(からまつ平)
ヤブデマリ(からまつ平)
カンボク(からまつ平)
アヤメ(からまつ平)
ウツギ(しらかば平)
ハクウンボクでしょうか(しらかば平)
こちらはわからないので、また宿題にさせて下さい(笑)→ ガマズミだと思われます
こけもも平で撮影しました。
こけもも平は霧が発生していました。
からまつ平で出会ったホオジロです。
雨は午後も降り続いています。
今日は薄日も全く差さないので、室内では暖房が必要なほどです。
販売管理センター 16℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 13.1℃ 15:30現在
日によって極端な気温差になる時期です。
皆様、体調など崩されませんように。
今日のセンター
たくましくアスファルトの隙間から顔を出しているシモツケが咲き始めました。