四季の森ニュース
カンボク
- 更新日2021年06月20日
- カテゴリ四季の森だより
昨晩から今朝にかけて、原村、富士見町、茅野市玉川の一部で停電があったようです。
中部電力パワーグリッド停電情報 → こちら
今朝は、自宅付近では青空が見られたのですが、
立沢大規模水田地帯付近から標高が上がるほど霧に覆われていました。
また、朝は少し肌寒く暖房を使うほどでした。
今朝の八ヶ岳方面
西山方面では雲海が見られたのですが、立沢大規模水田地帯は上空に雲が広がっていたため
雲海は見えなくなってしまいました
さて、別荘地内ではカンボクが咲き始めています。
ガクアジサイのような装飾花が咲いて目立つようになります。
カンボクは、レンプクソウ科ガマズミ属の落葉小高木で、山地の湿った場所に生えます。
オオカメノキやヤブデマリの花にとてもよく似ていて非常に紛らわしいのですが、
カンボクは葉が3つに裂けているのが特徴で、区別はすぐつきます。
真ん中の花が咲き出していますね
名前の由来は不明とはなっているのですが、
枝葉は止血剤に、果実は目薬になり、人体によい肝要な木である
ということから名付けられたのではないかと言われています。
漢字では「肝木」となります。
材は白く丈夫なので、楊枝や道具類の柄(え)にされることも多いようです。
オオカメノキは花期が早いので現在は見られませんが、
ヤブデマリは終盤にはなっているものの、まだ別荘地内で花が咲いている木も多くあるので、
カンボクとの違いを観察してみて下さいね。
周辺のヤマボウシですが、総苞片(花びら)がそろそろ終盤になってきました。
終盤になると、白い花びらにピンク色の斑が現れ、やがて花びら全体がピンク色に染まり、
ピンク色の花のように見えることもあり、白い時と花が2回楽しめます。
総苞片にインクを落としたようなピンク色の斑が現れ、だんだん広がっていきます。
花はどうなったのかといいますと、
よく見ると咲き出しています。
ヤマボウシの総苞片もカンボクの装飾花も、白く目立つのは虫を呼び寄せるためだということなのですが、
花粉を運んでもらうためにいろいろ工夫がありますね。
ヤマボウシが咲く、深山地区環境保全林では、
クサフジが咲き出していました。
雑草なのですが、色がステキですよね。
こちらはヒメジオンでしょうか
これも雑草ですが、ピンク色で可愛らしかったので撮影してみました。
雨で花びらどうしがくっついてしまい、面白い花姿になっています。
その他、今日別荘地内でみつけた花々です。 ※スマホ撮影のため画質が悪いです
マイヅルソウの群生(からまつ平)
葉のカーブした葉脈の模様が羽を広げて舞う鶴のように見えることから名付けられたそうです。
アップにしたところ、雨の水滴で覆われていました
ニガイチゴ(からまつ平)
手裏剣のようなベニヤマボウシ(からまつ平)
キングサリ(からまつ平)
雨が増えてきましたのでキノコ類も顔を出しています。
ツチグリ(こけもも平)
そして、村道ペンション線のアナベル街道ですが、
花が上がってきました。
あじさいの季節ももうすぐです。
天気は回復し、薄雲はあるものの日も差して午後は暖かくなりました。
晴れると気分も上がりますね。
販売管理センター 22.5℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.9℃ 16:00現在
明日も天気がよさそうです。
今日のセンター
センターの花壇に咲くルピナス