四季の森ニュース
夏至
- 更新日2021年06月21日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れて気持ちのよい天気です。
朝は少しひんやりと感じましたが、ストーブを点けるほどではありませんでした。
雨が続きますと、日差しのありがたみを感じますね。
今朝の八ヶ岳
富士山
今朝は富士山もよく見えました。北アルプスも薄っすらですが確認できました。
さて、今日は夏至ですが、7月6日までの期間も指しています。
言わずと知れた、1年で一番昼が長い日ということになりますが、
日の出が一番早く、日の入りが一番遅い日ではないということなので、
四季の森の日の出と日の入り時刻を調べてみたところ、
日の出は、6月6日~6月20日までの間で4時30分と最も早くなり、
日の入りは、6月21日~7月7日の間が19時8分と最も遅くなるようです。
寂しいことに、今日から日の出は少しずつ遅くなっていきます。
日本の夏至の頃は、かつては農繁期でしたので、特別なお祭りなどはあまりないのですが、
北欧のように日照時間の短いところでは、夏至祭という夏の到来を祝うお祭りも行われているようです。
太陽が沈まない「白夜」もこの時期です。
また、沖縄では夏至の頃に吹く季節風を「夏至南風(かーちーべー)」と呼び、
この風が吹くといよいよ梅雨が明け本格的な夏が訪れると言われています。
夏に至ると書くように、夏至は本格的な夏の到来を意味しています。
梅雨の期間に体調を整えて、これから来る本番の暑さを乗り切っていきましょう。
八ヶ岳自然文化園では、ニッコウキスゲが見頃になっています。
ニッコウキスゲは、ゼンテイカの別名です。
ウィキペディアによるとキスゲ亜科となっていますが、ユリ科となっているところもあり、
各地で別々に同定されたため、和名、学名とも混乱が見られるとの事でした。
朝方開花して、夕方にはしぼんでしまう1日花ですが、1株に花芽も7個ほどつくので、
1週間ほどに渡り次々と花を咲かせていきます。
ニッコウキスゲは、漢字で書くと「日光黄菅」となりますが、
日光に多く、黄色い花を咲かせ、葉がスゲ(カヤツリグサ科)に似ていることから名付けられたそうです。
ゼンテイカは「禅庭花」と書きますが、
この花が自生する日光の戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立てたことにちなんでいます。
八ヶ岳自然文化園の遊歩道
ニッコウキスゲは、山菜としても美味しいらしく、
開花直前のツボミ、咲き始めの花を摘み、天ぷらにしたり、お浸しなどにできるようです。
また根の部分も美味しいので、人間だけでなく鹿も好んで食べるため、
霧ヶ峰高原などは食害が深刻化しています。
四季の森周辺でも鹿を見かけることがありますが、文化園のニッコウキスゲは大丈夫なのでしょうか。
美しいニッコウキスゲですが、アブラムシがびっしりとついた花を見かけることがあり、
画像でもご覧いただけます。
ノカンゾウなどのキスゲ科の植物にだけ寄生するキスゲフクレアブラムシという大型の種類です。
本来体は黄色の虫なのですが、体表からロウ状の物質を出しているため白く見えます。
そして晩秋になると寄生先を変え、ミツバウツギやゴンズイに移動するのだとか。
気持ちが悪いのであまり直視はできません。
八ヶ岳自然文化園には他にも、
キバナノヤマオダマキや、アマドコロ、アヤメなどが咲いていました
オカトラノオももうすぐ咲き出しそう
通勤途上でこんな植物を見つけました。
エコーラインや、村道ペンション線の道路沿いで見られます。
この植物は、イタチハギというマメ科の落葉低木です。別名クロバナエンジュとも呼ばれます。
北アメリカ原産で、かつては道路の法面の緑化や砂防用に植栽されていたそうなのですが、
非常に繁殖力が強く、各地で野生化して問題になっているようです。
環境省の生態系被害防止外来種に指定されていますので、別荘地での繁殖等ご注意下さい。
天気予報では曇りとなっているのですが、
四季の森周辺は青空が広がり気持ちのよい陽気になっています。
販売管理センター 26℃ 14:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 20.9℃ 14:20現在
今日のセンター 14:15撮影
今朝は雲が美しかった