四季の森ニュース
栗の花の季節
- 更新日2021年06月28日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から眩しいくらいの日が差し、
雲も出ていましたが、八ヶ岳も見えていました。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
山々が見えると爽快な気分になります。
今朝は富士山も見えていたのですが、本当に薄っすらでした。
まるやち湖駐車場から見る青空
さて、周辺では栗の花が咲き始めました。
林の中に白っぽく見えるのが栗の木です。
雄花が木全体に咲き出し、遠くからでも栗の木だとすぐにわかります。
意外と森の中には栗の木が多くあるので驚きます。
日本での栗の歴史はかなり古く、縄文時代には栗は主食でした。
縄文時代の遺跡から炭化した栗が発見され、野生の栗を採取していたと見られていました。
ところが、青森県の三内丸山遺跡から栗が大量に発掘され、
その痕跡から栗を栽培していたことがわかったそうです。
栗は、昔から日本人に好まれていたんですね。
通勤途上で撮影した栗の木はまだ咲き始めでした。
雄花
雌花(真ん中に2個あります)
花がもう少し咲き出すと、生臭い香りが周囲に漂い、栗の花の時期なんだとわかります。
栗を使ったお菓子に「マロン」という名前がつきますね。
実は栗の英語名は「マロン」ではありません。
英語では「chestnut(チエスナット)」と言い、ナッツ類のひとつだと考えられています。
栗を使った菓子をマロンと呼ぶようになった訳は、「マロングラッセ」が関係しています。
私たちが知っているマロングラッセは栗を加工して作られていますが、
本場フランスでは、「marronier(マロニエ)」と呼ばれるトチノキ(西洋トチノキ)に実る
「marron(マロン)」が使われています。
フランスからこのお菓子が伝わった頃、日本にはマロンが少なく、
栗で代用したことから、栗がマロンとして浸透してしまったんですね。
ちなみに、フランス語で栗のことを「シャテーニュ」というそうです。
まだ花が咲いていない木もこれから徐々に花をつけていきます。
秋の栗菓子も楽しみですね。
先日、ご近所のお宅を訪問した際、烏骨鶏を飼っていて、ヒナがいるというので
撮影させてもらいました。
親鳥と少し大きくなったヒナたち
撮影できませんでしたが、昨日生まれたばかりというヒナも別の小屋にいました。
烏骨鶏は西インドから中国まで広範囲に分布し、古くから知られていた鶏種ですが、
原産地がどこなのかはいまだにわかっていません。
日本には、江戸時代初期に中国から漢方の薬学書とともに渡来したそうです。
昭和17年には天然記念物にも指定されています。
マルコポーロは、シャム猫のような絹糸状の羽毛に包まれた美しい烏骨鶏を、
東洋の珍重として東方見聞録で紹介しています。
烏骨鶏の他にも、こんな黒い鶏や
こんな大型種の鶏がいました。
名前がわからずすみませんが、日本の鶏ではなさそうですね。
烏骨鶏がヒナのように見えます。
烏骨鶏の卵は、水分が少なく、脂質が高いため濃厚な味なのだとか。
皆さまは召し上がったことがありますか。
別荘地内で見つけた花のご紹介です。
カルミア
ピンク色のカルミア
白色のカルミア
エゴノキ
ムラサキツユクサ
バラ
ハマナス
各区画でバラも見頃になっています。
ミヤコグサ
お昼から一時的に雲が広がった時間帯もありましたが、16時現在日も差しています。
暑くなりそうだと思っていたのですが、風がやや強めに吹いているので、
身体を動かさなければ、快適ですが、少し湿度が高めです。
販売管理センター 23.5℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.5℃ 16:00現在
今日は、夜遅くになってから雨が降り出す予報です。
今日のセンター
11時頃撮影の八ヶ岳
11時頃撮影の霧ヶ峰方面