四季の森ニュース
半夏生
- 更新日2021年07月03日
- カテゴリ四季の森だより
しばらくニュースの更新が滞っているうちに、
ジメジメした、本格的な雨のシーズンに入っています。
先日、四季の森周辺ではヒョウが降り、停電などもあったようです。
昨晩も強い雨が降り、今朝まで大雨注意報が出されていましたが、
朝には止んで、青空も見え日差しも出ています。
今朝の八ヶ岳方面
雲は多く、裾野まで覆われていました。
入笠山方面
さて、昨日は半夏生でしたが、七夕頃までの5日間も差しています。
半夏生は、中国から伝わった暦「七十二候」のひとつですが、
日本独自の暦「雑節」のひとつでもあります。
「雑節」というのは、農作業を行う上で重要な意味を持っています。
かつて田植えは、6月に入ってから行われるものでしたが、
田植えを終える目安が半夏生とされてきました。
というのも、半夏生を過ぎて植えられた稲は秋までに十分実らず、収穫にはつながらないため、
この日までに田植を終わらせようとの目的で、雑節が設けられたのだそうです。
七十二候の半夏生は、「半夏」が生える時期ということを表しています。
「半夏」とはサトイモ科のカラスビシャクのことだというのですが、
私は今までに見たことがありません。
皆さまはご覧になったことがありますか。
別名「狐のろうそく」「蛇の枕」などとも呼ばれているようです。
カラスビシャク ※お借りした画像です
ひょろひょろと不思議な花姿ですね。
また、「半夏生」という名前の植物もあり、
半夏生 ※お借りした画像です
名前の由来は、半夏生の頃咲くからという説や、
葉の一部の色が変化するので「半化粧」から転じたという説があるようです。
関西地方では、稲の根がタコの足のように大地にしっかり根付くように、とか
稲穂がタコの足(吸盤)のように豊かに実るようにとの願いを込めて
半夏生の頃タコを食べる風習があるそうです。
この時期、周辺のスーパーなどでもタコをよく見かけるようになりました。
全国的に広まっていくかもしれませんね。
さて、富士見町の井戸尻史跡公園では、スイレンが見頃になっています。
撮影は6月29日です。
ヒツジグサ
スイレン
コウホネ
ハスはまだ咲いていませんでした。
井戸尻遺跡復元住居と水車小屋
園内の田んぼには黒米が作られていました。
雨の季節なので、足元が悪くなっています。ご見学の際は長靴等ご用意下さい。
管理センタースタッフの自宅には、例年ツバメが巣作りをしています。
そろそろ巣立ちの時期になったようです。
エサをねだるヒナたち
生まれたばかりはこんなに小さかったのですが、
今や巣が小さくなっていますね
まだ親が餌を運んでくるので大混乱です
巣立ちももうすぐですね
そして、今朝のまるやち湖です。
朝のうちはどんよりした空でした
ガマの中にバンのヒナを見つけました
小さくて可愛いです ※真ん中下辺りにいます
近くには親鳥もいました
バンの親子
まるやち湖でバンを見たのは初めてです。
くちばしが赤いのがバンで、白いのがオオバンになります。
まるやち湖駐車場のカラコギカエデの翼果が赤くなり、花が咲いたように見えます。
今日は、湿度も高く、日差しもあったので蒸し暑く感じました。
夕方になり、空は雲が広がってきました。
販売管理センター 27℃ 15:40現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.6℃ 15:40現在
今晩も少し雨が降るかもしれませんね。
今日のセンター
コムクドリ