四季の森ニュース
ネジバナ
- 更新日2021年07月14日
- カテゴリ四季の森だより
今日も爽やかな朝でしたが、湿度が高く、周辺の山は雲に覆われていました。
気温が上がると蒸し暑くなるでしょうね。
昨日にも増して不安定な空模様になるとのことなで、午後の天気が心配です。
今朝の八ヶ岳方面
入笠山方面
さて、北陸は梅雨明けしたとの事で、甲信もそろそろ梅雨明けの気配です。
周辺でも夏の花が咲き始めるようになってきたので、
まるやち湖の撮影をかねて、湖の周辺を歩いてみました。
湖の土手にネジバナを見つけました。
土手にはたくさんのネジバナが咲いています。
この花、私のお気に入りのひとつなんです。可愛らしいですよね。
ネジバナはラン科ネジバナ属の小型の多年草です。
見た目だけではよくわからないのですが、ランの仲間なんです。
ほぼ日本全土で見られるほか、樺太、朝鮮半島、中国の中東北部、ヒマラヤなどに広く分布しています。
日当たりのよい草地に生えるので雑草として刈り取られてしまうことも多いネジバナですが、
環境の変化にも弱く、寿命も短いので、多年草ではあるものの、同一個体の長期栽培は
とても難しいとされています。
ネジバナは、「捩花」と書くように、花が花序にらせん状につくことが名前の由来です。
別名「モジズリ」「ネジリソウ」「ネジレバナ」などとも呼ばれます。
花序のねじれ方は、右巻き、左巻きの両方があり、中には巻いていないものや
途中から巻き方が変化しているものもあり、地域によって系統に差があるのだとか。
ここの辺りのは右巻きが多いかもしれません。
これは左巻き?
ネジバナは、まるやち湖岸の土手に群生していますが、
草が伸びてくると草とともに刈り取られてしまうかもしれません。
まるやち湖の土手には、
ミミナグサも咲いていました。 ※ピンボケですみません
まるやち湖周辺では、
岸辺では、クサレダマや
カワラマツバなどが咲き始めました。
遊歩道沿いでは、
チダケサシ、
キンミズヒキ
イヌゴマ
ドクゼリ
オオダイコンソウ
トウダイグサなどが咲き始めています。
そして、今見頃なのは、
オカトラノオ
カラマツソウ
クガイソウなどです。
ヒョウモンチョウも飛び始めています
今朝のまるやち湖
そして昨日になりますが、鉢巻道路沿いで、
オニノヤガラを見つけました。
センター横散策路「からまつの小径」にも5~6本ほど咲いています。
オニノヤガラも、ラン科の多年草です。
葉緑素を持たないため光合成を行わず(腐生植物)、
ナラタケ属の菌に寄生して養分を得るという特殊な生活をしています。
真っすぐな茎を鬼が使う矢に見立てて名付けられました。
オニノヤガラの花のアップ
オニノヤガラは八ヶ岳美術館から四季の森方面へ少し進んだ道路を挟んだ辺りに咲いています。
八ヶ岳美術館横に流れている川は、普段は水量がほとんどないのですが、
梅雨の時期は流れがあり、とても涼し気です。
ちょうどこの川の真向かいでオニノヤガラが見られます。
14時頃から雷が鳴って、風も強めに吹いてきました。
今にも雨が降り出しそうな気配です。
販売管理センター 24℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.1℃ 14:50現在
今日のセンター
センター前の森林軌道横に咲くシモツケが満開です