四季の森ニュース
旅するチョウ
- 更新日2021年07月18日
- カテゴリ四季の森だより
今日も夏日、真夏日になるような天気です。
今朝の空は若干霞んでいました。
今朝の八ヶ岳
遠くの富士山はうっすら
さて、昨日別荘地内のチョウをご紹介しましたが、
センター横の散策路「からまつの小径」で、今日アサギマダラをスタッフが見つけました。
1匹だけでしたが、ヨツバヒヨドリで吸蜜中
長旅で羽はボロボロになっていますね。お疲れ様です。
アサギマダラは、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属するチョウの一種で、
「渡り」をする大型のチョウとして知られています。
「旅するチョウ」などとも呼ばれることもあります。
黒と褐色の模様、そして白く見える部分がステンドグラスを思わせる
透けるような薄い浅葱色(あさぎいろ)で、
体には特徴あるまだら模様があって、これが名前の由来となっているようです。
八ヶ岳は滞在地として気に入られているようで、
6月~9月頃までアサギマダラを見ることができるのだとか。
アサギマダラが好むヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリが咲いているのも条件のひとつかもしれないですね。
ヨツバヒヨドリなどのフジバカマ属の花の蜜には、毒性の強いアルカロイドという物質が含まれており、
アサギマダラは、この物質を体内に取り込むことにより、
鳥などの天敵から身を守り、2000kmを超える長距離を移動できるのだと言われています。
また、オスが出すフェロモンの成分にもなっているそうです。
ステンドグラスのような羽
このチョウはどこから飛んできたのでしょうか。
スタッフ撮影
タイミングが合えば散策路「からまつの小径」で出会えるかもしれません。
「からまつの小径」では、
オニノヤガラが見られます
※先日のニュースで「からまつの小径」では見られないとお伝えしていたのですが、
昨年より増えて、5~6本のオニノヤガラが見られます
そして、ウバユリも何株かあって、開花が楽しみです。
ウバユリ
ハナビラダケ
草刈りも実施しましたので、散策をお楽しみ下さい。
そして、今朝もまるやち湖へ立ち寄りましたが、
芝刈りで全て刈り取られたと思っていたネジバナが、
湖岸に数本だけ残っていました。
今朝のまるやち湖
そして、昨日の夕方のことになりますが、
車でしらかば平別荘地内を走行していたところ突然、
小鳥が何羽も走ったり飛んだりして車の前を横切って行きました。なになに~
小鳥が向かった先には親鳥が待っていました。
メスのキジのようです。
画像には1羽しか写っていないのですが、10羽くらい横切って行ったんです。
一度にそんなに生まれたんでしょうか。ちょっと気になります。
カルガモの移動はよくニュースなどでも見ることがありますが、
キジも移動して子育てするんですね。
全員渡ったことを確認し、親鳥もヤブの中に移動していきました。
子育て中の鳥が道路を横切る場合がありますので、皆様もお気をつけ下さい。
午後も安定した晴れになっていて、外はムッとするような空気ですが、
湿度がそれほど高くないので、カラッとした暑さです。
販売管理センター 32℃ 14:50現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 26.4℃ 14:50現在
目を疑うような温度計の数字です。
四季の森でこの温度ということは、下界はどれだけ気温が上がっているのでしょう。
今日のセンター
標高1000付近では、ヤマユリが見頃になっています