四季の森ニュース
富士山の雲
- 更新日2021年07月20日
- カテゴリ四季の森だより
朝から気温が高く、今日も真夏日となりそうな予感。
昨日は、原村では雷雨があり、短時間でしたがかなり降ったようです。
暑くなると、積乱雲が発達することが多いですね。
今日はどうなるでしょうか。
入笠山方面
今日も遠くは霞んでいて、富士山は非常にうっすらとしか見えませんでした。
さて、一昨日の夕方、
帰宅の際に立沢大橋を通過中、
富士山に、噴煙のような雲が出ていて、一瞬富士山が噴火したのではと思ってしまいました。
こんな風に雲が出ていると驚きますよね。
富士山にかかる雲は古来から観天望気のよい指標となってきました。
観天望気とは、雲や風などの大気の状態を観測し、天気を予測することです。
富士山は独立した山なので、湿気を含んだ風が山に直接ぶつかり、斜面に沿って空気が上昇すると、
空気が冷やされ、雲が発生します。その時の気流の動きなどで、様々な形の雲が発生します。
麓ではこうした富士山の雲を見て天気を予測してきました。
「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」とか、「ひとつ笠は雨、二重笠は風雨」など
天気にまつわることわざも多くあります。
富士山の代表的な雲といえば、「笠雲」「吊るし雲」「レンズ雲」などがあり、
「笠雲」でも「ひとつ笠」「にかい笠」「かいまき笠」「はなれ笠」、
「吊るし雲」には「だえん」「つばさ」「はち」などに分かれ、
ユニークな名前もつけられているようです。
画像の雲はなんと呼ぶのでしょうか。
あわてて、富士山の眺望がよい場所を探して撮影してみましたが、
雲は少し崩れていました。
日本には、世界に約1500ほどある活火山のうち、7%にあたる111もの活火山が存在するそうです。
世界でも有数の火山国ですね。
富士山もそのひとつですが、火山の活動の寿命というのは非常にスパンが長く、
富士山も約5000年前から続く活動期にあるそうです。
最後の噴火は江戸時代中期の宝永4年の大噴火で、それから300年経過していますので、
いつ噴火をしてもおかしくない状態なのだとか。
こんな事を書いていますと、なんだか怖くなりますね。
富士山が噴火しないよう祈ります。
今日は、暑いので涼しげな水辺の風景をお楽しみ下さい。
今朝のまるやち湖
サワギキョウ
ドクゼリ
オオダイコンソウとモンキチョウ
ガマ
こちらは6月の撮影したものですが、見慣れない水鳥がいました。
カワウのようです。
まるやち湖にもいるんですね。
これは7月に入って撮影したカイツブリです。
今朝もカイツブリがいたのですが、うまく撮影できませんでした。
今日は夕立はなさそうですが、その分西日が当たるので夕方になっても暑いままです。
それでも外は風が心地よく吹いています。
販売管理センター 32℃ 17:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 25.7℃ 17:00現在
明日も天気が続くとの予報です。
今日のセンター
センター前の森林軌道付近でチダケサシが咲き始めました