四季の森ニュース
ヒョウモンチョウとキアゲハ
- 更新日2021年07月28日
- カテゴリ四季の森だより
今日は台風一過で刺すような日差しになっています。
空気が澄んでいる証拠ですね。
朝はまだ雲が多く、早朝には虹が見られました
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
さて、別荘地内ではチョウがたくさん見られるようになりました。
特にこけもも平では、ノアザミやヨツバヒヨドリなどが咲いていて、蝶の楽園といった感じです。
ヒョウモンチョウ
ヨツバヒヨドリやノアザミが群生しているところが好みのようです。
ヒョウモンチョウは、
アゲハチョウ上科タテハチョウ科ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ属のチョウの一種ですが、
ヒョウモンチョウ属には、ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモン、
ツマグロヒョウモン、ウラギンヒョウモンなども属していて、
これらを総称して「ヒョウモンチョウ」と呼ぶことが多いです。
和名の通り、オレンジ色の地にヒョウのような黒い斑点があるのが特徴です。
赤トンボと同じように涼しい山地に避暑にいく習性があるそうなので、
こけもも平など別荘地には避暑に来ているのかもしれませんね。
ここにきて一気にヒョウモンチョウが増えた気がします。
こちらはミドリヒョウモンかもしれません。
ヒョウモンチョウの幼虫は、スミレの葉を食べて育つそうで、
メスは森の中を探し回って、スミレが生えているところを見つけ、
スミレの近くの木の幹や石に卵を産むのだそうです。
四季の森周辺ではたくさん見られるヒョウモンチョウですが、
里山の荒廃などで減少傾向にあるようです。
2匹同時に吸蜜
よくこうした光景が見られます。
ノアザミをめぐって、ヒョウモンチョウと場所を争っていたのは、
キアゲハです。
ヒョウモンチョウより少し大きいくらいの大きさで、一瞬アゲハとは思えませんでしたが、
模様を見るとキアゲハのようです。
多くのアゲハ属の種が森林性なのに対し、
キアゲハは草地を好み、幼虫はセリ科の植物を食べるそうです。
野生のもの(シシウドなど)のほかに、
植栽されたニンジンやミツバ、パセリ、セルリーなどを食害してしまうので、
害虫とされることもあるようです。
原村はセルリーの産地ですからちょっと大変ですね。
そして、
今日もコムラサキを見つけたのですが、
なかなか羽を広げず、唯一撮れた画像も紫色の美しいところが写りませんでした。
お尻の方へ回り込むと、すぐにカメラのほうに頭を向けてしまいます。
警戒しているんでしょうね。
またリベンジしてみたいと思います。
今日の周辺道路の様子です。
立場林道
鉢巻道路
しらかば平(村道)
共用道路
そして、「からまつの小径」のウバユリは、
満開でした。
どうぞ散策の際にご覧下さい。
別荘地内の道路からもご覧いただけます。
今日のまるやち湖の様子です。
12時頃撮影
朝は山頂が見えていなかった八ヶ岳ですが、お昼頃には見えてきました。
日差しが眩しいくらいです。
ところが、お昼を過ぎたあたりから急に雲行きが怪しくなり、
雷も轟いて、13時45分頃から雨が降り出しましたが、あっという間に止んで、
14時過ぎからまた晴れてきました。
気温が上昇しているので、天気は非常に不安定です。
販売管理センター 29.5℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.8℃ 15:30現在
今日のセンター 13時半撮影
まるやち湖のカルガモ親子
最近あまり姿を見かけなかったカルガモでしたが、子育て中だったようです。