四季の森ニュース
ノウゼンカズラ
- 更新日2021年08月12日
- カテゴリ四季の森だより
朝は雲が広がっていましたが、まだ晴れ間もあり明るい曇りでした。
午後は雨が降る時間帯もあるようですが、
今日のところはそれほど大雨とはならず、雨の本番は明日からのようです。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
さて、周辺では真夏の暑さに負けず咲いている花がいくつかありますが、
ひときわ目を引くのが、
ノウゼンカズラですね。
暑さに負けることなく、次々と鮮やかなオレンジ色の花を咲かせています。
ノウゼンカズラは、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉性つる性木本で、
つるを伸ばして生育し、長いものでは5mから10mにも達するものもあるようです。
近くに樹木があると絡みついてしまうので、
つるバラのように棚やフェンスなどに這わせているのもよく見かけます。
中国中部から南部の原産で、日本には平安時代に渡来し薬草として利用されていました。
中国名は「凌霄(りょうしょう)」で、他を凌駕して空を覆うほどに育つことを意味しています。
和名は、中国名がなまって「ノショウ」「ノショウカズラ」などと呼ばれるようになり、
それが転じて「凌霄花(ノウゼンカズラ)」に変化したと考えられているようです。
ニッコウキスゲのような1日花ですが、次々に花を咲かせるので花期は長いです。
寒さが少し苦手のようですが、札幌市の大通公園にも植えられているそうなので、
四季の森周辺も工夫すれば大丈夫かもしれませんね。
ノウゼンカズラは、もともと地を這う植物でした。
美しい花の寿命は1日で、行き交う人々に踏みつけにされ、
不憫に思った松は、いつしかノウゼンカズラを愛しく思い、恋心を伝えると、
花はそれに応え、松に寄り添うように絡みつき、上へ登りながら次々と美しい花を咲かせていきました。
ノウゼンカズラには、こんな神話もあるようです。
かつては有毒とされていたノウゼンカズラですが、
実際には毒性は少なく、花びらに含まれるラパコールという成分があり、
花の汁が手につくとかぶれたりすることがある程度なのだとか。
ノウゼンカズラは寿命が大変長く、
豊臣秀吉が挑戦出兵の際に持ち帰ったものが、石川県金沢市の玉泉園にあって、
現在でも花を咲かせるそうです。
ノウゼンカズラのオレンジ色の花を見ていると元気をもらえます。
日影では花が咲きにくいそうなので、長雨で花も少なくなるかもしれませんね。
原村ペンションビレッジ内では、
ワレモコウが咲いていました。
盆花としても使われますが、花期は10月頃までと長くなります。
近くには、
コスモスも咲き始めていました。
花たちも朝晩の気温や日照時間などで、秋を感じているんでしょうね。
そして今朝のまるやち湖です。
何やら一生懸命岸に向かって泳ぐカルガモ
顔を低くして水にくぐらせたりを繰り返していました。
よく見ると産毛が生えています。ヒナだったんですね。
もしかしたらエサをとる練習をしていたのかもしれません。
かなり大きくなり、一瞬成鳥にも見えます。
親鳥がちゃんと近くで見守っていました。
他の子たちは巣立ったのでしょうか。
午後になり薄暗くなってきましたが、
14時現在まだ雨は降り出してはいません。
販売管理センター 24℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.6℃ 14:00現在
梅雨末期のような雨になるとの報道がされていますので、心配になります。
最新の気象情報を確認して下さい。
今日のセンター
センター花壇に咲くジニア