四季の森ニュース
エンビセンノウ
- 更新日2021年09月13日
- カテゴリ四季の森だより
今日は、高い雲は広がっているものの日差しはあり、山は見えていて、
湿度も低く、初秋らしい陽気になっています。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山
さて、オーナー様から八ヶ岳自然文化園に絶滅危惧種の花が咲いているとの情報をいただきましたので、
早速、文化園に行ってみました。
園内の湿生花園入口付近です。
いろんな花に混じって、朱色の花がたくさん咲いています。
エンビセンノウです。
エンビセンノウは、ナデシコ科センノウ属の多年草です。
湿気の多い山野に生えますが、分布域が狭く、北海道日高地方と、長野県、埼玉県の一部でしか
生育していないのだとか。
そのため、乱獲や盗掘も多く、近い将来における野生での危険性が高いとして
環境省のレッドリスト「絶滅危惧IB類」に指定されています。
そんな貴重が植物が自然文化園で咲いていたんですね。
和名は「燕尾仙翁(えんびせんのう)」と書きますが、
燕尾という文字の通り、
花弁の末端が細長く2裂して長く伸びているのがツバメの尾のように見えることから
名付けられました。
鮮やかな朱色がとても印象的です。
絶滅が危惧される植物ですが、八ヶ岳自然文化園には群生しています。
これからも咲き続けてほしいものです。
そろそろ花は終盤になりつつありますのでお早めにご覧ください。
その他、湿生花園に咲いている花々です。
アサマフウロの群生
ヤマトリカブト
ミズヒキ
ツリフネソウ
ミゾソバ
キンミズヒキ
タムラソウ
ノアザミと似ているのですが、葉が全く違うのですぐにわかります。
アキノキリンソウ
エゾミソハギ そろそろお終いです
ウメバチソウ
サワギキョウ こちらもお終いですね
ノダケ
園内の様子です。
芝生広場 気持ちがよさそうです
シラカバ
遊歩道脇に咲くゴマナ
園内から見る青空
駐車場に咲くフジバカマ
駐車場からの眺め
皆様も、ご来荘の折には園内の散策はいかがでしょうか。
午後も、快晴ではないものの日差しがあり爽やかな陽気が続いています。
販売管理センター 25℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.5℃ 15:30現在
朝晩は寒く感じられるようになってきました。
寒暖差が大きくなる時期です。皆様体調管理にお気をつけ下さい。