四季の森ニュース
ナナカマド
- 更新日2021年09月16日
- カテゴリ四季の森だより
朝は雲が広がっていた本日ですが、
時間とともに雲がとれて青空が広がっています。
明日からは台風の影響で天気が崩れる予報ですので、
今日の晴れを存分に味わっておきたいですね。
今朝の八ヶ岳方面 雲が晴れる寸前といった感じですね
入笠山方面
ソバも実がついてきています
さて、別荘地内や周辺ではナナカマドの実が赤くなってきました。
原村第2ペンションビレッジ遊歩道沿いのナナカマド並木
ナナカマドは、色づいた葉とともに、いち早く秋をの訪れを告げます。
葉が落ちた後も、枝に残る赤い実が美しく、庭木や街路樹としても人気があり、
多くの市町村の木にも指定されています。
寒さにも強いので、北海道でも見かけることが多い樹木です。
ナナカマドは、バラ科ナナカマド属の落葉高木で、原産地は、日本、樺太、朝鮮半島です。
葉と実が真っ赤になった時が一番の見ごろということになりますが、
葉が枯れ落ちた後も、真っ赤な実は腐ることもなく枝についていて、
それはそれで美しいですよね。
ナナカマドの実には、ゾルビン酸という成分があり、
実の中にある真菌や細菌がゾルビン酸取り込むと、菌が死滅してしまい、
実が腐らないのだとか。
鳥は熟した実を好んで食べますが、特に影響はないようで、
食品業界では、こうしたゾルビン酸の仕組みを利用して、
細菌やカビの増殖を防ぐ保存料として食品などに使用しているそうです。
ナナカマドは漢字で「七竈」と書きますが、
木材が燃えにくく、7度かまどに入れても燃え残るほどだ、
という特性から名付けられたと言われています。
実際には燃えにくい木というわけではなく、
良質の備長炭の材料で、炭にするのに7日間かまどに入れるから、とか、
木の食器としても利用され、堅くて腐りにくいので、かまどを7回替えるまで使える、とか
さまざまな説があるようです。
ナナカマドは西洋にも古くからある樹木ですが、日本のナナカマドとは別の品種になります。
が、花も葉も実もそっくりでなかなか区別はつかないようです。
花言葉の文化が西洋から入ってきたとき、セイヨウナナカマドは普及しませんでしたが、
花言葉だけが輸入され、そのまま日本のナナカマドの花言葉になりました。
「慎重」「賢明」「用心」「安全」「あなたを見守る」といった言葉があるようです。
街路樹にするのには、ぴったりの花言葉ですね。
こうした理由から公園や街路樹として選ばれるのかもしれません。
ちなみに、
「ナナカマドの実が多い年は大雪になる」という言い伝えがある地方もあるそうですよ。
今年の雪はどうなるでしょうか。
先日、スタッフが蓼科山登山をしたようです。
今まで天気が悪い日が多かったのですが、やっと気持ちよく山登りができたようです。
蓼科山登山口から登山開始です
登山道からはこんな風景が楽しめます
山頂までもう少し。矢印を頼りに登っていきます。
2531mの山頂
蓼科神社奥宮
頂上からの眺め
帰りも岩場を下ります
これからの季節、紅葉も楽しめます。
日帰り登山、皆様もいかがですか。
午後も、雲は広がってきましたが、
まだ日差しもあります。
風が少し強くなってきたかもしれません。
販売管理センター 22℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.7℃ 16:00現在
台風14号は、前からの予報よりも南に下がって日本を直撃するようです。
雨が激しくなるのは、今のところ18日の夜半から明け方にかけてになるとのこと。
まだ暗い時間帯になりますので、どうぞご注意ください。
今日のセンター
イチイの実