四季の森ニュース
阿久遺跡
- 更新日2021年09月25日
- カテゴリ四季の森だより
今日も秋晴れが続いています。
朝は雲が広がっていましたがだんだんと晴れ、爽やかな空気に包まれている四季の森です。
今朝の八ヶ岳方面 雲が晴れる寸前です
入笠山方面
さて、原村には阿久(あきゅう)遺跡という縄文時代の遺跡があります。
原パーキングエリア北側の尾根上にある広大な遺跡で、
青森県の三内丸山遺跡が発掘されるまでは日本一大きい縄文時代の遺跡でした。
中央自動車道の建設に伴い、昭和50年から発掘調査が行われた際、
大規模な縄文時代前期の環状集石群などが発見されました。
昭和54年に国史跡に認定された後、現在は埋め戻され「阿久の森」となっています。
原村広報10月号に
発掘の経緯や、現在は見ることのできない発掘当時の様子や、土器など
「阿久遺跡」の特集記事が掲載されていました。
村に確認をとり許可をいただきましたので、こちらに記事を掲載させていただきます。
クリックしてご覧ください。
文字が小さい場合は、画像をダウンロードしてから拡大してみて下さい。
名前は知っていましたが、原村にこんな大きな遺跡があったのだとは全く知りませんでした。
現在は遺跡の様子が見られないのがちょっと残念ですね。
10月3日(日)にこの阿久の森で「縄文の深呼吸」のイベントが開催されます。
阿久の森学習会や森の音楽会、ガイドツアーなどが行われるほか、
土器のキャラクターのオリジナル商品や原中学校の生徒さんが作った手作りキャンドル等、
ブラタモリの放送で注目を浴びている黒曜石を使った矢じりなどの販売ブースなどもあるようです。
また、阿久遺跡をはじめ村内で出土した土器などを収蔵する
埋蔵文化財収蔵庫の公開も行われるようです。
時間等は下記のチラシをご覧いただくか、
原村のホームページでご確認下さい。 → こちら
ご興味のある方はどうぞお出掛け下さい。
今朝のまるやち湖です。
今朝も、ピーピー鳴きながら泳いでいるカイツブリのヒナがいました
周りを観察していると、
親鳥が湖の中から浮上してきました。どうやらエサを探していたようです。
親鳥はエサを探すのに夢中になっていたんですね。よかった。
湖の岸辺では、ガマの穂が綿毛に変わってきています
棒に刺したソーセージのようにもたとえられるガマの穂ですが、
茶褐色の色は、雄花の柱頭(雄しべの先端)がカラカラに乾いているからです。
内側は綿毛をつけた実が畳まれ、ぎゅうぎゅうに詰まった状態になっています。
この状態になったときに、強風などで衝撃があると、畳まれていた綿毛が一気に広がり、
実が飛び出すので、「ガマの穂の爆発」などとも呼ばれます。
ソーセージから綿菓子へ変わるわけですね(笑)
実は、昔の人もガマの穂を美味しそうだと思っていたようで、
竹輪は、かつては蒲鉾(かまぼこ)と呼ばれていましたが、
竹筒に魚のすり身をすり付けて焼き上げる竹輪(=蒲鉾)が、ガマの穂に似ているため、
名前に「蒲(がま)」の文字が入っています。
ウナギの蒲焼も、現代では身を割いて焼きますが、
昔は棒にぶつ切りにしたウナギをそのまま刺して焼くのが普通で、
やはり串刺しの姿がガマの穂に見えることから「蒲焼」と名付けられています。
また、「蒲団(ふとん)」というのも、ガマの葉を編み込んで作られた敷物から名づけられています。
今では、蒲団という意味は掛布団や敷布団に変わっていますが、
ガマの穂綿は、かつては寝具の詰め物にも使われていたことがあるそうです。
午後もいい天気が続いていますが、
明日の日中はお天気が崩れる予報です。
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今日のセンター
オオヤマザクラの真っ赤な葉