四季の森ニュース
カケス
- 更新日2021年11月30日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も冷え込みました。
原村の観測所の最低気温は、-6.1度(6時52分)でしたので、
四季の森は-7度くらいにはなっていますね。
11月27日から氷点下5度を下回る日が続いています。
今日も朝から快晴で、山々が美しく見えました。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山
撮影時間には、まだ太陽が低い位置にあるので光が入ってしまいます。
北アルプスもくっきり
右端の尖った山が槍ヶ岳(3,180m)で、その左側で尖って見えるのは中岳(3,084m)です
さて、今日も少し外出する機会があり、
八ヶ岳自然文化園の付近を走行中にアカゲラらしき鳥が飛んでいたので、
撮影できるかと車を停車させて観察していたところ、
アカゲラは見失ってしまいましたが、違う鳥が木の枝にとまっていました。
枝の影で分かりにくいのですが、カケスのようです。
翼の青い羽とギョロリとした目が特徴です。
カケスは、スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥です。
頭から尾の先まで30センチほどで、ハトくらいの大きさで、
日本では九州以北で繁殖する留鳥ですが、北部に生息するものは冬季に南へ移動するそうです。
カラス科とは思えないほどカラフルな羽色なのですが、
「ジェージェー」という鳴き声を発するので、カラス科だと納得できます。
学名の「Garrulus」はラテン語で「おしゃべりな」という意味があり、
英語では「Eurasian jay」と呼ばれ、「jay」はこの鳴き声が由来になっているそうです。
そして、とても鳴きマネが得意な野鳥として知られているんです。
ノスリやトビ、ネコの鳴き声はもちろん、人の話声も上手にマネをするのだそうです。
私はまだ鳴きマネを聞いたことがありませんが、
姿を見かけないのに声がしたら、もしかしたらカケスかもしれないですね。
カケスの後ろ姿
頭から額にかけて白黒のまだら模様があり、
喉は白く、目の周囲と頬には黒く太いアイシャドウがあり、
これでギョロっとした目に見えるんですね。
くちばしは濃い灰色で、他のカラスに比べて細くスッキリしています。
食性は雑食で、昆虫類が主食ですが、果実や種子も食べ、
秋になるとドングリなどを地中などに貯食するする行動も頻繁に見られます。
慌てたらピンボケになってしまいましたが、ドングリを咥えているようです。
真冬に向けて、食糧確保に忙しそうですね。
カケスは、高い木の枝に枝を組み合わせ皿状の巣をつくることから、漢字で「懸巣」と書きます。
また、カシやナラの実のドングリを好んで食べることから、
平安時代には「カシドリ」とも呼ばれていたようです。
貯食の方法は、喉袋に4個ほど飲み込み、クチバシに1個の計5個ほどのドングリを一度に運び、
1粒ずつ地上の枯葉をどけて浅く埋め込み、再び枯葉をかぶせるという念の入れようです。
多いときには1日300個、1シーズンで4000個にも達することがあり、
冬の間に食べきれなかったドングリは、春になると芽吹くので、
森を広げる役割を担っている鳥だと言えそうです。
今日の八ヶ岳です。
10時半過撮影
硫黄岳、峰の松目、横岳、阿弥陀岳
まるやち湖から撮影
今日は日中少し暖かくなったので、湖の氷も薄くなっているようです
販売管理センター 9℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 5.4℃ 15:20現在
西から雲が広がり、風も強く吹くようになってきました。
日付が変わる頃から雨が降るようです。
気温が高めなので、雨だと思いますが、
みぞれ混じりになる可能性もありますので、ご注意下さい。
雨のピークは明日の明け方になるようです。
今日のセンター
スイーパーで側溝の落葉処理作業中のスタッフ