四季の森ニュース
七草の節句
- 更新日2022年01月07日
- カテゴリ四季の森だより
昨日は、関東や静岡などで積雪して驚きましたが、
四季の森周辺も10時頃から雪が降り出し、
除雪するほどではありませんでしたがうっすら積雪しました。
天気は15時過頃から回復し、日の当たる場所は融けたものの、
そのまま凍って夕方の道路は大変危険な状態でしたが、
塩カル散布などで、今朝はそれほど滑るような感じではありませんでした。
今朝は晴れて、厳しい冷え込みでしたが、氷点下10度までは下がりませんでした。
こけもも平の今朝の最低気温は、-9.6度(8時20分)です。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面 うっすら雲海が見られます
富士山
今朝は山々がよく見えていたのですが、北アルプスには雲がかかっていました。
さて、今日は五節句のひとつ「人日の節句」です。
五節句の日を見てみますと、3月3日、5月5日など同じ奇数が重なる日ですね。
これは中国の陰陽五行説に由来するものですが、
「奇数は陽となるが、この陽が重なると陰になる」という考えがあり、
同じ奇数の重なった日は邪気を払う必要があるとされていたんですね。
「人日の節句」だけは同じ奇数が重ならない日なのですが、
これは江戸時代、五節句を定める際に、1月1日はもともとおめでたい日であったため、
1日に近い「人日」の習わしを行う日を節句に決めたからなのだとか。
また、七草粥を食べるという習慣も、もともとは中国から伝わったものです。
古代中国では、「人日の節句」は官吏の昇進を決める日でもあり、
朝食に七種類野菜を入れた汁物(吸い物)を食べて、立身出世を願っていました。
これが日本に伝わり、もともとあった「若菜摘み」という行事と結びついていきました。
昔は貴族の間で行われていたものでしたが、江戸時代に「人日の節句」が定められたことで、
武士や庶民にも七草粥を食べる風習が広まっていきました。
1月7日は、七草粥を食べることから「七草の節句」とも呼ばれることもあるようです。
七草粥(イメージ)
七草粥には、春の七草を入れるというのが一般的ですが、地方により入れるものは様々です。
沖縄の一部の地域では、豚バラ肉やニンニクの葉を入れ味噌で味付けるそうです。
また、福岡県の一部地域では、鯨の味噌仕立ての汁を作りそこに七草を入れた「七草汁」、
茨城や栃木の一部地域では、粥ではなく混ぜご飯で七草をいただくそうです。
お雑煮と同じで、七草粥も地方色豊かです。
七草粥を食べて胃や身体をいたわり、今年1年健康が続くといいですね。
そして、年始に登山をしたスタッフから画像をいただきました。
山頂の祠
登ったのは、四阿山(あずまやさん)だそうです。
四阿山は、長野県上田市と群馬県嬬恋村の県境にまたがる山で、
吾妻山、吾嬬山(あがつまやま)などとも呼ばれます。
標高は2354mで、日本百名山のひとつにも数えられており、
山の形があずま屋の屋根に似ていることが名前の由来となっています。
山頂からの眺望
右側に浅間山、眼下には嬬恋村のキャベツ畑が広がっています
浅間ブルーというのでしょうか、碧空と雪のコントラストが美しいです
ちなみにスキー跡の先に写っているのがスタッフです
樹氷と浅間山
夕日に輝く山肌
東信の山は、四季の森から見える山々とは少し違った趣がありますね。
自分では絶対に行かれないので、
登った者しか見られない風景を、こうして見られるというのは何だか得した気分です。
今日は快晴で、センター付近は最高気温が0度を超えるか微妙なところですが、
風も少なく穏やかな日中です。
販売管理センター 0℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ -2.8℃ 14:00現在
この天気で雪も融けてくれるといいのですが。
今日のセンター
今朝のまるやち湖
諏訪湖も今朝全面結氷したそうです