四季の森ニュース
諏訪の七不思議
- 更新日2022年01月28日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から気持ちよく晴れています。
体感的には非常に寒く感じるのですが、-10度にはなっていません。
こけもも平の今朝の最低気温 -9.1℃(7時20分)
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山
そして今朝は、
北アルプスも見えました。(八ヶ岳自然文化園にて撮影)
1月16日から休園していた八ヶ岳自然文化園は、
今日から感染予防対策を行いながら開園します。
村内施設、もみの湯、八ヶ岳美術館も営業を再開します。
8時過ぎには既に開門していました。
まるやち湖
湖畔のベンチは霜で真っ白
駐車場は雪から氷に変わりつつありますのでご注意下さい
さて、今日は語呂合わせから「逸話の日」だそうです。
い(1)つ(2)わ(3)となるんですね。
「逸話の日」は、まだ世の中にあまり知られていない逸話を語り合い、
人物や物事のエピソードからその本質を探ることの大切さを知ることを
目的として制定されたそうです。
「逸話」というのかわかりませんが、諏訪地域には「七不思議」という伝説があります。
主には諏訪大社の神事や行事に関するものですが、
現代ではあまり語られることは少なくなっているものもあります。
今年は「御柱祭」の年なのでご紹介させていただきますね。
【諏訪の七不思議】
①御神渡り(おみわたり)
これは皆さんよくご存じだと思いますが、
諏訪湖が全面結氷し、明け方に大きな音とともに南の岸から北の岸へかけて
氷が裂けて左右から盛り上がり氷の山脈ができます。
これは諏訪大社上社の建御名方命(タケミナカタノミコト)が、
諏訪大社下社の八坂刀売命(ヤサカトメノミコト)のもとへ通った道筋だと言われています。
現代では諏訪湖が結氷することが少なくなってしまいましたが、
今年は全面結氷となった日も多くあり兆しも現れたのですが、
残念ながらまだ御神渡りは出現していません。
前回の御神渡り ※お借りした画像です
②元旦の蛙狩(がんたんのかわずがり)
元旦に諏訪大社上社前の御手洗川の氷を砕いて土を掘ると、
毎年必ず蛙が出てくるそうです。
この蛙は神事「元旦の蛙狩り」に神前に供えられます。
③葛井の清池(くずいのせいち)
茅野市上原の葛井神社にある葛井の池は底なし沼と言われており、
毎年12月31日に諏訪大社上社の神事で使われた道具類や供物を沈めると
翌朝には遠州(静岡県)にあるさなぎの池に浮き上がると言われています。
④神野の耳裂鹿(こうやのみみさけしか)
諏訪大社上社で毎年3月の酉の日に行われる「御頭祭」には
神野(八ヶ岳の裾野)で捕られた鹿の頭が供えられましたが、
その中には必ず耳の裂けた鹿がいたと言われています。
⑤五穀の筒粥(ごごくのつつがゆ)
諏訪大社下社で、1月14日の夜に白米と小豆を44本の葦と一緒に徹夜で煮て、
翌日、葦の中に入っている粥の分量で、その年の農作物の豊凶などを占う神事です。
⑥宝殿の天滴(ほうでんのてんてき)
諏訪大社上社の宝殿からは、毎日必ず3粒ずつの雨滴が落ちるといわれ、
雨滴が落ちたところが天竜川の水源だと言われています。
また、この水を「ご天水」といい、田に入れれば水が枯れないと言われています。
⑦御作田の早稲(みさくだのわせ)
諏訪大社の御作田は毎年6月に田植えを行いますが、
まわりの田よりも早く稲穂が出て、7月下旬に刈り取り、
8月1日には神前に供えることができるそうです。
今日の別荘地内です。
しらかば平 道路は雪は少ないですが歩道はまだ真っ白です
蓼科山と北横岳
こけもも平
こけもも平
からまつ平
からまつ平
雪解けしたところが朝の冷え込みで凍結し、
タイヤが空回りしてしまうところがあちこちにありました。
お車の運転、お散歩など路面には十分ご注意下さい。
午後もいい天気が続いています。
朝は風が少しあり、日中は少し収まったのですが、
気温はあまり上がらずこけもも平は真冬日でした。
販売管理センター 2℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ -1.2℃ 15:20現在
こけもも平の今日の最高気温は、ー0.1度(14時20分)でした。
明日も今日と同じような気温になる予報です。
今日のセンター
石の温かさで雪が解けて再び凍りついて綺麗な氷になります