四季の森ニュース
六花
- 更新日2022年02月27日
- カテゴリ四季の森だより
朝は晴れるのかなという空模様だったのですが、
通勤時間くらいから雲が広がり、雪が舞い始めました。
ただ、降るというより舞っているだけなので、積もる心配はなさそうです。
気温はそれほどの冷え込みにはならず、こけもも平の観測地点の最低気温は、
-6.4度(6時30分)でした。
今朝の八ヶ岳方面(立沢大規模水田地帯)
入笠山方面 遠くの山々も全く見えません
11時頃の雪
晴天の時でしたら「風花(かざはな)」と呼ばれるような雪なのですが、
四季の森周辺は曇天なので、「回雪(かいせつ)」などと言うのかもしれませんね。
さて、雪の別名を「六花」というのをご存じでしょうか。
読み方はいろいろで、「ろっか」「りっか」「りくくわ」「むつばな」「むつのはな」
などあるのですが、
雪の結晶の多くが六角形をしているので、こう呼ばれるようです。
雪の結晶は、2012年に発表された研究によると、
大分類で8種類、中分類で39種類、小分類で121種類に分かれるそうで、
分子レベルで見ると、ひとつとして同じものはないそうです。
もともと水の分子は「くの字」型をしており、
それが上空でいくつもくっつくことで六角形になるのですが、
その形が一番くっつきやすいからということです。
この六角柱がベースになり、その周りに水蒸気がついていくことで成長し、
0.2mm以上になると「雪結晶」と呼ばれるものになります。
雪結晶イメージ(お借りした画像です)
雪結晶は、角板状、樹枝状、角柱状、針状などに分かれますが、
画像の花びらのような結晶は、樹枝状と呼ばれます。
また結晶の形は、気温と水蒸気の量によって決まるそうで、
樹枝状の結晶になるには、上空の気温が-12度~-15度で、
湿度がとても高い場合と、かなり限られた条件でないとできないのだそうです。
今日の雪はこうした条件には当てはまらなかったので、
樹枝状の美しい結晶は残念ながら見られませんでした。
雪結晶イメージ(お借りした画像です)
雪の結晶の撮影はとても難しいと思っていたのですが、
100均のマイクロレンズがあれば、スマホでも簡単に撮影ができるようです。
今シーズン、まだ樹枝状の結晶が見られるのかわかりませんが、
撮影できたらいいですね。
昨夕ですが、夕焼けがとても美しく見えていました。
しらかば平(村道)
慌ててまるやち湖へ急いだのですが、
時すでに遅く、オレンジ色に染まる八ヶ岳を撮影することはできませんでした。
昼前から雪は止み青空が見え始めたのですが、
天気の回復とともに冷たい風が強く吹き付けるようになってきました。
販売管理センター 4℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 0.3℃ 14:20現在
昨日ほどには気温が上がりません。
明朝は今朝よりも寒くなりそうです。
今日のセンター
今日のバードフィーダー アトリ、
シジュウカラ、カワラヒワ
ゴジュウカラ、カワラヒワ