四季の森ニュース
美ヶ原
- 更新日2022年03月01日
- カテゴリ四季の森だより
朝は早くは晴れていましたが、午前中は雲が多く、薄日が差しているだけです。
冷え込みは緩く、こけもも平の今朝の最低気温は、
-4.7度(6時30分)でした。
日差しが少ない割に気温は上がっていて、雪解けも進んでいます。
今朝の八ヶ岳
立沢大規模水田地帯に着く前に、
ちょうどスポットライトが当たっているようだったので、
権現岳をアップで撮影してみました
入笠山方面
富士山
樅の木荘上のモミジ並木 赤い枝が目立ちます
紅葉と同じメカニズムでこうした現象が起こりますが、
アントシアニンを合成して赤く色づく樹木で多く見られます。
寒さと日光に当たることで赤色が増すようです。
まるやち湖
さて、今日から3月です。
3月は、「弥生」と呼ばれますが、もともと旧暦の3月を表す名前でした。
旧暦の3月は現代の暦では3月下旬から5月上旬にあたるので、
どうしても季節のずれを感じてしまうのですが、「弥生」と聞くと春というイメージが強いです。
四季の森周辺は雪もまだ多く、春はまだ先かなとも思えるのですが、
日照時間も長くなり、日中の日差しも暖かく雪解けも進んできます。
春はそこまで来ていますね。
3月は、豊かな自然の兆しが見えることから、「弥生」のほかにも様々な別称が多く存在します。
「雛月(ひいなづき)」「蚕月(かいこづき)」「愈老(やよい)」「夢見月(ゆめみづき)」
などなど。
ほとんど漢字を見るとその由来がわかるものなのですが、
「愈老(やよい)」というものがわからなかったので調べてみますと、
「弥(いや)」が重なり「愈愈(いよいよ)」に通じ、
「生い」が「老い」に通じることから「愈老(やよい)」となったそうで、
「老い」という言葉にはもともと「成長する、経験を積む」といった
ポジティブな意味があるようです。
旧暦3月は春の最終月で、4月はもう夏になるのですね。
さて、昨日ですがスタッフが美ヶ原へ行ってきました。
美ヶ原からの眺望 八ヶ岳(蓼科山~編笠山)
美しの塔と電波塔
電波塔と北アルプス
長野県のほぼ中心に位置していることから、様々な電波を県内に送っている施設群です。
確かに高い樹木がないので、電波を送るにはもってこいの場所ですね。
美ヶ原頂上「王ヶ頭」と北アルプス
言わずと知れた美ヶ原ですが、
八ヶ岳中信国定公園の一角にあり、標高2,034mで「日本百名山」に名を連ねている
れっきとした山なんですね。
展望台からは「日本百名山」の1/3の山々を望むことができるそうです。
美ヶ原のシンボルでもある「美しの塔」は、もともと登山者の
濃霧の際の遭難防止塔として設けられたもので、高さは6m程あり、
塔の中に入って鐘を鳴らし位置を知らせる役割がありました。(霧鐘塔)
また、「美しの塔」は文学碑にもなっており、
詩人尾崎喜八が詩集「高原詩抄」に掲載した「美ヶ原溶岩台地」の詩が刻まれています。
道程の傾斜がゆるやかなので、冬季は雪山初心者でも楽しめるのが美ヶ原です。
春は天候が変わりやすいですが、
晴れれば、雪を頂いた周辺の山々の眺望も素晴らしいので、
機会があればお出掛け下さい。
電波塔と北アルプス
碧空と雪のコントラストが楽しめるのはこの時期だけ
風紋が美しいですね
この時期は、ビーナスラインをはじめ、通行止めになっている道路が多いので、
お出掛けの際はご注意下さい。
ビーナスラインの全線開通は、4月20日(水)の予定です。
午後になり雲が厚くなってきました。
原村の中心部の予報では今のところ雨の予報ですが、
四季の森周辺はどうなるでしょうか。
販売管理センター 8.5℃ 13:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 5.0℃ 13:00現在
気温はお昼ごろをピークに下がってきています。
明朝の道路の状況にご注意下さい。
今日のセンター(13時頃撮影)
シジュウカラ