四季の森ニュース
さばの日
- 更新日2022年03月08日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は、昨日の朝よりは冷え込まず、
こけもも平の観測データは、-7.7度(6時10分)が最低でした。
朝は空が霞みがかっていて、春らしさも感じられました。
家の周りでは、フクジュソウが見ごろになってきました
虫媒花は、虫を引き付けるため、山野で目立つように、
早春に黄色い花をつける植物が多くあります
今朝の八ヶ岳 空は霞んでいます
入笠山方面
今朝は遠くの山々は霞んでかすかに見えるだけでした
牧草地には多数のモグラ痕が・・・
この辺りでよく見られる猛禽類の狙いは、モグラなのかもしれないですね
今朝の水田地帯は一面に霜が降りていて、土手焼きを終えたところが真っ白でした
霜
さて、今日は語呂あわせから「さ(3)ば(8)の日」なんだそうです。
長野県は山に囲まれた海なし県なので、もちろん生のさばの消費量は多くありません。
が、サバ缶の消費量は全国でも毎年上位に入るほどなんです。
サバ水煮缶(イメージ)
海から遠い長野県まで魚介類を運搬するには、鮮度が落ちてしまうため
長期保存ができる缶詰は最適だったんですね。
我が家でも昔はサバ缶を入れたカレーや煮物など食べていました。
特に北信や中越地方の豪雪地帯では、雪に閉ざされ流通が滞る場合も多く、
冬季のタンパク源としてサバ缶を備蓄する家庭が多くありました。
またこの地方は、「根曲がり竹」と呼ばれるチシマザサ(千島笹)の若竹が名産ですが、
このタケノコと一緒にサバ缶を入れて作る味噌汁が定番料理で、
このタケノコが採れるシーズンにはサバ缶の消費量が急増し、
売り切れになるスーパーもあるのだそうです。
かつて職場に中越地方出身の方がいて、
収穫した新鮮な根曲がり竹とサバ缶で作った味噌汁を振舞ってくれたことがあり、
諏訪地域では味噌汁にサバ缶を入れることはほとんどなかったので、
その味噌汁をいただいた時は衝撃を受けた記憶があります。
今では季節になると、諏訪地方のスーパーでも根曲がり竹が出回るようになったので、
サバ缶で味噌汁を作りたいな~とも思っているところです。
皆様もいかがですか。
根曲がり竹の味噌汁
別荘地内では、まだ多くの雪が残っていますが、木の根元周りだけ雪が解けてきました
雪国に春を告げる現象で「根開き」といいます。
木は地下水を吸い上げますが、その水が外の空気よりも温かいため、木の幹回りの温度が高くなるのと、
周辺のの白色より黒っぽい木が太陽光によって温められることで木が熱を帯び
根本周りの雪が解けて地面が見えてきます。
自然の力はすごいですね。
午後は雲が広がり、日差しも薄日に変わってきましたが、
関東地方は気圧の谷の影響で雲が広がるとの事だったので、
この辺にも少し影響が出ているようです。
販売管理センター 6.5℃ 14:40現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 2.6℃ 14:30現在
こけもも平の今日の最高気温は、3.3度(14時)で、昨日よりは暖かくなりました。
これからしばらくは晴れの日が続き、金曜日からは気温がぐっと上がりそうなので、
雪解けが進みそうです。
今日のセンター
3月4日夕方撮影
夕焼けは時間帯でも色が変わりますが、季節によっても変わります。
空気中の水蒸気が多いと赤、少ないと橙色や黄色になります。
夕焼けの色からも春が近づいているようです。