四季の森ニュース
春雷
- 更新日2022年03月15日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は雷の大きな音で目が覚めました。
気温が高かったので雹などが降ることはなかったのですが、
朝方は激しい雨となりました。
通勤時間帯には雨は止んでいましたが雲が広がったままで
天気の回復はゆっくりです。
気温は高くとても暖かいのですが、
朝は日差しがない分少しひんやりと感じました。
こけもも平の今朝の最低気温は5.0度(6時50分)でした。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山
さて「啓蟄」の期間は、周期的に雨が降るようになり気温の変化も激しい頃ですが、
俳句の季語にもなっている「春雷」というのも、この時期に起こる現象です。
雷といえば夏のイメージが大きいですが、1年中発生するものです。
雷の種類には、「熱雷」、「界雷(全線雷)」、「渦雷」、「熱界雷」などがありますが、
「春雷」は、「界雷」の一種だということです。
「界雷」というのは、暖かい空気の下に冷たい空気が潜り込み前線付近で発生する雷で、
季節に関係なく、また時間帯も決まっていません。
寒気と暖気の気温差が大きいほど、上昇気流が生じるため、
雷が寒冷前線上に発生することが多くなります。
また冬の日本海側で大雪が降る場合など「界雷」が発生することもあります。
雷(イメージ)
「春雷」は、その界雷の中でも「春に鳴る雷」を指しています。
立春を過ぎてから初めて鳴る雷を「初雷」とも言い、
また啓蟄の頃によく発生することから、
春の訪れを虫たちに知らせ目覚めさせるものとして
「虫出しの雷」などと呼ばれることもあります。
本来、雷は雨が降る前兆なので農業においては喜ばれるものなのですが、
ときに「春雷」は雹を降らせることもあるので、あまり歓迎されません。
「春雷や四月雷は日照りのもと」などということわざもあり、
春雷の多い年は夏が暑くなるなどとも言われます。
今年の夏はどうなるのでしょうね。
冬の終わり、春の訪れを告げる「春雷」です。
今日も外出の機会がありませんでしたので、センター周りの様子をご覧ください。
立場林道
鉢巻道路(富士見方面)
鉢巻道路(美濃戸口方面)
しらかば平入口
からまつ平(センター裏手)
散策路からまつの小径
3月12日撮影 本日撮影
センター倉庫の屋根の雪はしばらく解けないと思っていたのですが、
今朝見たらすっかりなくなっていました。
常緑樹の緑色が一層鮮やかな本日です
お昼前から天気は回復してきました。
今日は冷たい風が強く吹いていて、気温の割に体感温度は低くなっています。
昨日は初夏、今日は春に戻った感じです。
それでも平年よりは高い気温になっています。
販売管理センター 12℃ 13:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 10.1℃ 13:20現在
明朝は晴れそうなので、朝は少し寒く感じそうです。
今日のセンター
朝のまるやち湖
半分くらい湖が見えるのではと思っていたのですが、
まだ全体的に氷に覆われています
湖岸は少し水面も見えてきました