四季の森ニュース
ドイツトウヒ
- 更新日2022年03月19日
- カテゴリ四季の森だより
昨夕は雨がみぞれに変わってきていたのと、
東信地方では雪が降っているという報道を見て、
四季の森周辺も積雪しているかもと気がかりでしたが、
気温もそれほど低くなく、雪にはならなかったようでホッとしました。
この時期の雨は雪になる可能性も高いので、要注意ですね。
今朝の八ヶ岳
朝のうちは霧が発生し、標高1000m付近からは一面真っ白な状態でした。
ただ、天気は回復しつつあり、時折山々が顔をのぞかせていました。
八ヶ岳エコーライン
まるやち湖
村道原村ペンション線
ここまでは、幻想的な風景だったのですが、
村道と鉢巻道路の交差点付近まで上がってくると、既に天気は回復していました。
百メートルほどしか進んでいないのですが、全く違う世界に来たようです。
さて、この交差点付近には、原村第一ペンションビレッジの朝市広場があり、
冬季はイルミネーションが行われている場所になりますが、
ここに大木があります。
高さ20mを超えるドイツトウヒです。
イルミネーションの際には、クリスマスツリーの電飾が施されるなど、
この広場のシンボルツリーになっています。
ドイツトウヒは、ヨーロッパトウヒとも言われますが、
英名は「Norway Spruce」で、直訳するとノルウェートウヒとなります。
ヨーロッパ原産の常緑針葉樹で、ヨーロッパからシベリアまで広く分布しています。
林業樹種であり、日本には明治中期以降導入され、
その時からドイツトウヒと呼ばれるようになりました。
「ドイツの森に多い、唐風のヒノキ」というのが名前の由来です。
有名なドイツの「黒い森」(シュヴァルツヴァルト)の主要樹種はもちろんドイツトウヒです。
一見、モミの木とそっくりで区別がつきませんが、長い球果などで区別がつきます。
ドイツトウヒの松ぼっくり
朝市広場のドイツトウヒは、2003年に樅の木荘北村有林より移植されました。
北欧や英国ではモミの木がないため、
クリスマスツリーといえばドイツトウヒなのだそうです。
さて、午前中は青空が広がっていたのですが、
センター駐車場 8時15分頃撮影
午後は雲が広がってきました。
15時現在、日差しが全くなくなってしまいました。
1日の中でも天気の変化が早く、春らしい天気とも言えます。
販売管理センター 8℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 4℃ 15:30現在
今晩遅くから天気は回復してくるようです。
3連休ですので、安定した晴れになるといいですね。
今日のセンター
16時頃から雪が降り始めました。
かなり大粒で降る量も多いので、明朝の積雪にご注意下さい。
また、明日の朝は冷え込む予報です。道路が凍結している可能性がありますので、
お車の運転は十分にお気をつけ下さい。