四季の森ニュース
キンクロハジロ
- 更新日2022年03月29日
- カテゴリ四季の森だより
予報では昨日と同じくらいの陽気になるとの事でしたが、
昨日よりも日差しが弱く、気温が上がらず寒い日になっています。
今朝のこけもも平の最低気温は-0.4度(5時台)で、久しぶりに氷点下になりました。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
立沢大規模水田地帯ではノスリが活発にエサを探していました。
安定しない電線にとまったので、巧に尾でバランスをとっています。
さて、今朝のまるやち湖は、
空は曇っていますが、八ヶ岳はよく見えていました。
湖面には水鳥がたくさん来ていましたが、
湖岸近くにいたのは、
カルガモ
キンクロハジロなどです。
左右がオスで、真ん中がメスになります
「キンクロハジロ」なんて変わった名前ですよね。
キンクロハジロは、カモ目カモ科ハジロ属に分類される鳥です。
シベリアやヨーロッパ北部などで繁殖し、冬になるとやってくる冬鳥ですが、
北海道で繁殖をする個体もあるそうです。
外見上の大きな特徴は、金色の目と頭の上の冠羽(かんう)です。
右側のオスの後頭部に見える長い髪の毛のようなものが冠羽です。
画像では分かり難いのですが、メスにも冠羽はあるようです。
そして繁殖期(5月~7月)に近づくにつれて冠羽は伸びていくのだそうです。
カモはエサの採り方によって2つのグループに大別されます。
潜水はせず水面でエサをとる「水面採餌型」、
潜水して水中でエサをとる「潜水採餌型」の2つになりますが、
キンクロハジロは潜水型で、見ていると水に潜る姿も見られます。
潜水直前
雑食性で、水生植物や昆虫、甲殻類、軟体動物や魚類やその卵、そしてカエルなども食べるそうで、
水深10mくらいまで潜水ができると言われています。
羽ばたき
キンクロハジロは漢字で「金黒羽白」と書きますが、
これはオスの特徴から名付けられています。
目の虹彩が金色をしていること、全身が黒いこと、翼の上の部分に白い斑模様があることから
「キンクロハジロ」になったんですね。
今日は曇天のため色がはっきりしませんが、
頬の辺りの羽は、エメラルドグリーンや紫色に見えることもあります。
冬鳥なのでもうすぐ北へ帰ってしまいますが、
まるやち湖にお出掛けになった時に観察してみて下さい。
今日の別荘地内です。
雪が多めの場所を撮影しています。
からまつ平
しらかば平
こけもも平
共用道路
スノードロップ
クロッカス
スギゴケも生き生きとしてきました
サルオガセ
土手には無数の土の盛り上がりが・・・モグラでしょうか
午後も雲が広がったままで、気温も上がっていません。
販売管理センター 11.5℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 6.6℃ 15:20現在
夜の始め頃には天気が回復し、明日は晴れて暖かくなるようです。
今日のセンター 15時15分撮影
センター花壇のチューリップ