四季の森ニュース
甘雨(かんう)
- 更新日2022年05月09日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は曇りで、少し八ヶ岳が見えていましたが、
天気は徐々に悪化して昼前から雨が降っています。
激しい雨ではありませんが、しとしとと止み間もなく降り続いています。
気温は、曇っていたため朝は暖かかったのですが、
雨が落ちてくると同時に急降下して、1桁台の気温まで下がっています。
今朝の八ヶ岳 朝はまだ八ヶ岳が見えている状態でした
入笠山方面
さて、今日は雨降りです。
雨降りは憂鬱な気分にもなりますが、
農作物や、植物にとっては雨は必要なものでもあります。
人間にとっても、乾燥していた肌がしっとりして調子がいいなんてこともありますよね。
日本は雨の多い国ですから、昔からこうした雨を情緒豊かな言葉で表現してきました。
雨を表現する言葉は、400種類以上あると言われています。
本日のニュースのタイトルは「甘雨(かんう)」にしました。
これは、しとしとと降って草木を潤す雨のことですが、
農作業を始める時期に降る作物を育ててくれる雨を表現した言葉です。
昨年のニュースには「翠雨(すいう)」のタイトルを使っていますが、
これは、青葉に降り注ぐ雨のことです。
そのほか、万物を潤し育む恵みの雨を「慈雨(じう)」、
田植えに必要な雨を「水取雨」、日照りが続いた後に降る恵みの雨は「喜雨(きう)」と表現されます。
ちなみに「五月雨(さみだれ)」は、五月とありますが、
これは陰暦の五月に降る雨のことで、梅雨に降る雨のことを指している言葉です。
今日の雨はどんな雨なのか考えてみるのもちょっと楽しいかもしれませんね。
天気予報を見ますと、しばらく雨が降ったり止んだりの天気が続くようです。
「走り梅雨」なのかもしれませんね。
標高900m付近の森では、
野生の藤が見頃になってきました。
キレンゲツツジも咲いています。
牡丹
藤
オダマキ
スズランも咲いていました。
そして、四季の森周辺では、
原村臥竜公園では八重桜が満開です。
村道原村ペンション線の樅の木荘付近のモミジ並木では
キャットミントが見頃になっています。
樅の木荘入口付近のズミ
よく見ると咲き始めていました。
原村ペンションビレッジ内では、
路肩などでラミウムが満開になっていました。
ラミウムは和名を踊子草といい、シソ科でヒメオドリコソウの仲間になるんですね。
繁殖力が強いわけです。
ビバーナム(オオデマリ)
淡いピンク色です
原村第二ペンションビレッジから四季の森しらかば平への入り口付近のズミは、
かなり咲き始めていました。
いよいよズミの花の季節ですね。ピンク色のつぼみがなんとも可愛らしいです。
センターでは、
モミジの花が咲き始めました。
バッコヤナギ
松
ヒメバラモミ
センターのズミはまだつぼみです。
午後も更に気温は下がって、冷たい雨になっています。
今日は暖房が必要な陽気です。
気温差が非常に大きく体調管理が大変です。
販売管理センター 8℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 3.6℃ 15:20現在
明日は晴れになりそうなので、暖かくなるでしょうか。
センターのズミも咲き始めるかもしれませんね。
今日のセンター 午後は霧が出ています
ムクドリ 野生の藤の画像にも写っています
ハクセキレイ(まるやち湖)
カルガモ(まるやち湖)