四季の森ニュース
ヒメバラモミの虫こぶ
- 更新日2022年05月22日
- カテゴリ四季の森だより
昨晩から朝にかけて雨が降ったようで、
今朝雨は止んでいましたがまだ路面が濡れていて、空も雲が厚く広がっていました。
四季の森周辺は、朝は霧が発生していて、天気の回復はゆっくりです。
入笠山方面
今朝のまるやち湖です。
霧で八ヶ岳も見えませんが、近くの森からカッコウの鳴き声が聞こえてきました。
「カッコウが鳴いたら種をまく(豆をまく)」などという昔からの言い伝えがあります。
カッコウは、5月頃ユーラシア大陸などからやってくる夏鳥になりますが、
カッコウが来る頃には霜の心配がなくなるので、
種まきをしたり、稲を植えたりできるという農作業の目安にしていたのです。
このためカッコウは「種撒き鳥」などとも呼ばれています。
湖を眺めていましたら、目の前に突然カルガモが着水してきたので驚きました。
画像は着水した瞬間です。
アップで撮影ができました つがいかもしれませんね
離れたり近づいたりしながら仲良く泳いでいました。
ミヤマニワトコ
まるやち湖駐車場近くの森には、ミヤマニワトコが咲いていました。
原村ペンションビレッジ内では、
ナナカマドの花が咲き始めています。(ピンボケです)
ナナカマドの花 5月8日信濃境駅にて撮影
久しぶりに周辺のイベントについてお知らせします。
5月28日(土)、29日(日)の2日間、富士見高原リゾートで
「八ヶ岳ファーマーズマーケット」が3年ぶりに開催されます。
茅野市、原村、富士見町、山梨県北杜市の生産者や団体が
花苗や鉢花、野菜苗などを販売するマーケットです。
これまでは駐車場での開催でしたが、今回はゲレンデ内に会場が設けられるそうです。
◆日程 5月28日(土)・29日(日)
◆時間 9時~16時
◆会場 富士見高原リゾートゲレンデ内
詳細は上記リンク先にてご確認下さい。
生産者の方に育てるコツを教えてもらえるのも嬉しいところですね。
私も休日でしたら行きたかったのですが・・・残念です(笑)
さて、センター入口のヒメバラモミですが、
新芽が伸びてきました。
新芽が出たばかりの頃(5月9日撮影)
先についていたキャップのようなものががむけて葉が広がってきます。
ヒメバラモミをよく観察してみると、このような実のようなものがついています。
球果である松ぼっくりはとは違います。
何なのか調べてみますと、トウヒの仲間などには虫こぶができるということがわかりました。
この虫こぶを作っているのは「エゾマツカサアブラムシ」というアブラムシのようです。
ヒメバラモミ全体にこの虫こぶは見られます。
茶色くなった虫こぶの他に、新しい虫こぶもところどころ確認できます。
新しい虫こぶ内ではアブラムシの幼虫が生育中で、
茶色くなった虫こぶは、昨年以前のものになるので既に幼虫が出た後ということになります。
茶色の虫こぶには穴が開いているので、ここから幼虫が出てくるのかもしれません。
木全体が虫こぶだらけなのですが、虫こぶで枯れてしまう例はあまりないそうで、
木の成長にもあまり影響を及ぼさないようです。
共存しているのかもしれませんね。
皆様もセンターにお越しの際はヒメバラモミを観察してみて下さい。
ドウダンツツジ
オオヤマザクラの実
ミヤマザクラ
サクラソウ(散策路からまつの小径で撮影)
木洞に松ぼっくりが入っています(散策路からまつの小径で撮影)
15時を過ぎた頃からやっと青空が広がってきました。
曇っていた割には気温も高くなっています。
販売管理センター 21.5℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 15.8℃ 15:50現在
明日こそは晴れが期待できそうです(笑)
今日のセンター
別荘地内のカツラの新緑
ハート型の葉が可愛らしいです