四季の森ニュース
御射山神戸の一里塚
- 更新日2022年05月26日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雲が多かったものの、午前中は日も差していましたが、
徐々に雲が広がりお昼前頃から風も出て、雨がいつ降ってもおかしくないような天候になっています。
大分気温が高くなってきましたので、最低気温のお知らせは本日からお休みさせていただきます。
また秋になりましたら再開いたしますね。
今朝の八ヶ岳 雲が多く山頂が見え隠れしています
入笠山方面
今朝は富士山も北アルプスもまったく見えていませんでした。
さて、江戸時代に整備された五街道のひとつ「甲州街道」が諏訪地域には通っています。
甲州街道は、古甲州道を元にして江戸幕府によって整備され、5番目に完成した街道です。
江戸城の日本橋から内藤新宿、八王子、甲府を経て下諏訪宿で中山道と合流するまで、
全長約220km(55里)に及び、45の宿場が置かれ(一般的には44次とされています)、
江戸から甲府までが表街道、甲府から下諏訪までが裏街道と呼ばれていました。
参勤交代で甲州街道を利用したのは、
高島藩(諏訪)、高遠藩(伊那)と飯田藩の3藩だけでしたが、
他の街道とは違うのは、非常時には将軍の避難ルートとして使われることを想定した
軍事道路という側面も持っていたそうです。
こうした街道には道中の目安として、1里(約4km)ごとに塚(土盛り)が設置されていましたが、
富士見町神戸地区のはずれにはこの1里塚が現在も残っています。
御射山神戸の一里塚(昨日撮影)
塚は東と西の両方残っています。
西塚には、整備された当時に植えられたとされるケヤキの大木が根を張っています。
東塚はエノキが植えられていたそうですが、明治初期に枯れてしまったそうです。
東塚に新しく植えられたケヤキも今では大きな木に成長しています。
御射山一里塚の看板(富士見町教育委員会設置)
400年を超えても樹勢があり元気なケヤキです。
甲州街道で、塚、ケヤキともに往時のまま残っているのは他に例がなく
御射山神戸の一里塚は、貴重な一里塚になるようです。
この場所は、国道から少し入ったところになりますので、
とても静かで、往時の旅人の気分を味わえます。皆様も機会がありましたらお立ち寄りください。
国道から入るので交通量は少ないですが、駐車場が整備されておりませんので、
路上駐車になりますのでどうぞご注意下さい。
また、富士見町神戸地区にある神戸八幡社には、富士見町指定の天然記念物になっている大ケヤキがあり、
こちらも400年を超えていますので、併せてご覧いただくのがおすすめです。
今朝のまるやち湖です。
雲が流れて八ヶ岳が見えていました。
園内のレンゲツツジも咲き始めているようです。
駐車場の土手にあるクルミの木の雌花も咲き始めました。
八ヶ岳自然文化園入口付近
村道原村ペンション線のサラサドウダンも花が咲き進んで、
車から見ても赤い色が目立つようになっています。
雨が降り出しそうだと思っていましたら、14時半頃からやはり雨が落ちてきました。
15時頃には一旦止みましたが、いつ降り出してもおかしくない状態が続いています。
販売管理センター 16.5℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 12.5℃ 15:10現在
今後雨は、夜から明日の昼頃にかけて降り続くようです。
雨になると寒くなりますので、暖かくしてお過ごし下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
ツバメ