四季の森ニュース
翼果が色づきました
- 更新日2022年06月11日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から曇りとなっています。
日差しはないものの湿度が高いので、外で身体を動かすと少し蒸すような感じですが、
室内はひんやりとしています。
今日も山は見えず、低い雲が広がっています(入笠山方面)
八ヶ岳エコーライン沿いのブロッコリー畑
収穫時期がずれるよう手前になるほど小さな苗が植えられています
畑のアヤメも満開になっています
耕されたこちらの畑には何が植えられるのでしょうね
今朝のまるやち湖
さて、昨日はスタッフの自宅のバラを紹介しましたが、
通勤途上などではノイバラが咲き始めています。
ノイバラは、バラ科のつる性の落葉低木で、トゲが多いことが名前由来ですが、
ノバラとも呼ばれる日本の代表的な原種バラです。
病気になりやすい園芸品種のバラの台木としても使われたり、
交配親として使われるなど、栽培バラには欠かせない存在なのです。
トゲがあるせいか国内ではあまり注目されることがなかったのですが、
18世紀にヨーロッパに渡り、ポリアンサやフロリバンダという新しい品種群の創出にも
ノイバラが大きく貢献しています。
四季の森周辺で見られるのはこれからになります
そして、四季の森周辺ではモミジの翼果が色づいてきました。
線香花火のような小さく細かい花が咲き終わると、ブーメランのような形の翼果の中に実ができて、
次第に赤味を帯びてきます。
画像でも茎との付け根が少し膨らんでいるのがわかりますでしょうか。
葉が落ちる頃、乾燥して茶色くなった翼果は風に乗って竹とんぼのように遠くに飛んでいきます。
センターの敷地内にもいろいろなタイプのモミジの翼果が見られ、
こちらは上向きに小さな実をつけています
この木はうっすら色づくだけで、ほとんど黄緑色のままです
可愛らしい実をつけたモミジをご覧下さい。
新芽が赤く染まるモミジ
新芽の頃はまだ葉の組織が未熟なので、アントシアニンという赤い色素を作り
紫外線などから葉を守っているので赤くなるそうです。
こちらは新芽ではなく、オオヤマザクラの「わくらば」です。
病害虫や風通しの悪さなどで変色してしまう現象です。
午後もなんとか曇りのままですが、
雨がいつ降り出してもおかしくないような空模様です。
販売管理センター 18.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 14.6℃ 15:00現在
今晩は本降りになるものの、明朝には上がりそうです。
それほどの雨量にはならない予報ですが、最新の情報をご確認下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
フタマタイチゲ