四季の森ニュース
カラマツの球果
- 更新日2022年06月12日
- カテゴリ四季の森だより
明け方まで降っていた雨も上がり、出勤時は天気が回復しつつありました。
朝はまだ雲が広がり眺望はありません
まるやち湖は深い霧に包まれていましたが、
5分ほど待機していると少し霧が晴れてきました
通勤途上の林の中には、
マムシグサが群生していました
茎に褐紫色の模様があり、これがマムシの皮膚の模様に見えることから名付けられています。
テンナンショウ属の植物は独特の花姿をしていますね。
マムシグサが咲く林の近くには、
エゴノキがたくさんの花をつけていました
原村ペンションビレッジ内では、
サンショウバラも咲き始めています
葉がサンショウの葉に似ていることから名付けられています
今日の別荘地内の様子をご覧下さい。
からまつ平
ミヤコワスレ コデマリ
ニセアカシア マムシグサ
しらかば平
ハウチワカエデの翼果 ヤグルマソウ(ユキノシタ科)
ハクウンボク ヤマボウシ
ハクウンボクは、エゴノキ科エゴノキ属なので花がエゴノキとそっくりです
こけもも平
シラカバとレンゲツツジ
こけもも平ではカラマツの球果ができていました。
花の時期を撮り忘れてしまったのですが、
カラマツは、パイナップルの姿のような雌花を咲かせます。
枝にところどころ茶色く見えるものが雄花になります。
受粉が終わると種鱗が成長して表面に現れてきて、画像のような球果になります。
種鱗が乾くと松かさになるんですね。
種鱗のてっぺんの部分や鱗の間には、
雌花を構成していた苞鱗と呼ばれるペラペラしたうろこ状のものが
まだ少し残っているため、茶色く見えています。
夏になると種鱗の間に種が発達し、羽のようなものを伸ばしてきます。
秋にかけてこの球果が自然に乾いて、よく見る松かさ(松ぼっくり)になり、
秋になると、松かさのひだが開いて羽のついた種が風に飛ばされていきます。
この球果は、てっぺんから枝を出していますが、
時々こうした変異と思われる現象があるようです。
皆様もカラマツの若い球果を探してみて下さい。
さて、今朝は静かだった周辺ですが、日差しとともにハルゼミの大合唱が始まりました。
散策路からまつの小径内では、
ハルゼミの抜け殻を目にするものの、
なかなか成虫を撮影できなかったのですが、
やっと撮影することができました。
羽が透き通っているので、ただの虫のようにも見えますね。
すぐ飛んで逃げてしまったので、また角度を変えて撮影してみたいと思います。
午前中は雲が多めで、山も見えていなかったのですが、
昼頃から青空が広がり日差しがたっぷり降り注いでいます。
販売管理センター 21℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 15.8℃ 15:10現在
明日もこのまま晴れの天気が続きそうです。
梅雨の晴れ間、有効にお使い下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
夏の雲
ジョウビタキの後姿