四季の森ニュース
釜無ホテイアツモリソウ
- 更新日2022年06月19日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れて気温も上がっています。
朝から湿度も高くムシムシしていて、日中は不快指数が高くなりそうです。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山も霞んでいますが見えていました
さて、富士見パノラマリゾートで開催されていました「すずらん祭り」ですが、
本日までとなっていましたが、すずらんの開花が遅れているため、6月26日(日)まで延長されます。
昨日、スタッフも入笠湿原へ行ったようなので様子をご覧下さい。
ニホンスズラン
つぼみが淡い黄色をしているのですね
すずらんの他にも
クリンソウの群生
ニッコウキスゲ
サンリンソウ
ベニサラサドウダン
そして現在開花しているのが、
釜無ホテイアツモリソウです。
ホテイアツモリソウは、本州で確認されているのは長野県、山梨県、福井県の3県だけで、
長野県では富士見町のみ自生が確認されています。
環境省のレッドリストで、近い将来絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧類に区分されており、
現在日本国内で自生する個体数は、わずか100個程度と推測されるそうです。
富士見町ではさまざまな保護活動を行っていて、
釜無ホテイアツモリソウは、入笠すずらん山野草公園内の実験園で見ることができます。
例年、同時期に開花するのは20輪ほどになるようです。
昔は山の中のあちこちで見られた花なのですが、乱獲などで数を減らしてきました。
富士見町では、ホテイアツモリソウが販売品目として定着すれば
その希少性が緩和されて盗掘を根絶させ、それが自生地の環境を保全することにつながるということで
培養・増殖技術を活用して、ホテイアツモリソウの苗の試験販売を行っているそうです。
富士見町「ホテイアツモリソウの保全について」ページ ➡ こちら
釜無ホテイアツモリソウのつぼみ ころんとして可愛らしいですね
釜無ホテイアツモリソウは、園芸種として使われていいる名前で、
植物分類学上はホテイアツモリソウになりますが、他のホテイアツモリソウよりも色が濃いのが特徴です。
こんな希少種が実験園の中とはいえ見られるのは嬉しいですね。
皆様も、現在見頃になっているようですので、入笠山へお出掛け下さい。
スタッフの入笠山のシメはルバーブソフトクリーム(富士見パノラマリゾート山頂カフェ)
今朝のまるやち湖です。
村道原村ペンション線のアナベル
つぼみが上がってきています。開花ももうすぐですね。
イブキジャコウソウ
村道からの八ヶ岳
昨夕も雨が降り、今日も午後から急に雲が広がって雷も遠くから聞こえてきたので、
夕立ちがあるかなと思われたのですが、15時過ぎからまた晴れてきました。
ただ油断はできません。夕方から夜にかけて雷雨の可能性がありますのでお気をつけ下さい。
販売管理センター 28℃ 15:30現在
今日は不具合により、こけもも平の観測データの表示が見られません。
明日も天気はいいようです。梅雨の中休みですね。
晴れると暑くなりますので、熱中症には十分お気をつけ下さい。
今日のセンター
センターのルピナス