四季の森ニュース
麦秋
- 更新日2022年06月20日
- カテゴリ四季の森だより
今日は昨日のような晴れにはならず、高い雲が広がり明るい曇りになっています。
気温も高めで、湿度も高いので朝からムシムシする陽気です。
ただ、午前中のうちに晴れてくるのかと思ったのですが、曇りのままなので、
午前中は気温がそれほど上がってはいません。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
今朝は富士山も北アルプスも見えていませんでした。
さて、富士見町のお隣、山梨県北杜市では小麦の栽培が盛んなのですが、
麦秋の時期を迎えています。 正面には甲斐駒ヶ岳が見えています。
かつては国産の地粉というと、うどんにむく中力粉が主流で、
日本の風土ではパンにむく強力粉用の小麦の栽培は難しいとされていました。
また、収穫期が梅雨時期になることから病害が発生するリスクが高く
なかなか適正品種が見つからなかったのですが、
山梨県の農業技術センターが品種改良や研究を進めた結果、
耐病性に優れ、他の品種よりも成熟期が早く、
更にタンパク質の含有率が高く製パンに適しているという品種「ゆめかおり」を発見し、
現在では北杜市を中心に栽培が本格化しています。
麦秋は、秋ではなく初夏の季語です。
収穫期を迎えた麦が黄金色に輝いて見える時期のことをいいます。
この頃に吹く風を「麦の秋風」と呼ぶそうです。
こちらは三分の一湧水付近の畑になります。
皆様も山梨県北杜市に足を運んだ際にご覧下さい。
そしてこの小麦を使ったパンも食べてみたいですね。
小麦はまだ緑がかった穂もあるようなので、収穫はもう少し先になると思われます。
今朝は八ヶ岳自然文化園の遊歩道のニッコウキスゲを撮影してきました。
ちらほら咲いているだけかと思っていたのですが、結構咲いています。
ニッコウキスゲと呼ばれることが多いですが、ゼンテイカが正式名称です
朝咲いて、夕方にはしぼんでしまう1日花ですが、
1株に7個ほど花芽がつくので、1週間に渡り次々と花を咲かせていきます。
相変わらず、つぼみの根元にはキスゲフクレアブラムシが寄生している花が多く、
なかなかアップにはできません(笑)
遊歩道には他に、
キバナノヤマオダマキも咲き始めています
アヤメ
タネツケバナの小さな花も見られましたが、他の花々はこれからです
そして、
ヒメシジミが飛んでいました。キレイなチョウですね。
羽の形がシジミ貝に似ていることから名付けられたようです。
今日見られたのはオスだけで、メスの姿は見当たりませんでした。
別荘地内で見つけた小さな花たちです。
マイヅルソウ
ミミナグサ
ヒメフウロ
ジュウニヒトエ
コオニタビラコ
オオヤマフスマ
エゾムラサキ
ワイルドストロベリー(花ではありません)
ウツギ(園芸種)
お昼過ぎから薄っすら青空も見えて日が差すようになってきました。
昨夕も夕立がありましが、今日も降る可能性があります。
販売管理センター 26℃ 14:40現在
今日もこけもも平観測データの表示が不具合になっていて気温の推移がわかりません。
明日は夏至ですね。雨はうっとうしいですが、日が長いのはありがたいですね。
今日のセンター
ヤマボウシの花(樅の木桜公園)
センターではアスファルトの割れ目に生えたシモツケが咲き始めました